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何度調べても「ベネフィットってなんだっけ?」と忘れるあなたへ

「ベネフィットってなんだっけ?」
「いちど調べたんだけど、もう忘れたや」
「そもそも横文字が苦手なんだよね」

その気持ち、めっちゃわかります。

Googleで何度もベネフィットと検索しては、「このページ前も見たな」なんて思ってました。
むしろGoogleのほうも「いい加減覚えろよ」と思っていたかもしれません。

そんな僕も、セールスライティングやマーケティングの本を10冊以上読み込んで、ようやくベネフィットの意味がわかりました。
ただ、本を10冊以上読むって、なかなか大変だったんですよね…

そこでこの記事では、ベネフィットについてゆるーく解説していきます。
細かいことはおいといて「ベネフィットっておもしれぇ」と思えるようにまとめました。

かんたんな言葉で書き上げたので、ネットフリックスで映画見ながら読んだとしても「ベネフィット超重要やんけ!単価アップにも繋がる話じゃん!」とテンションが上がって、ライターとしてのやる気もアップします。

最後までむずかしい話はしません、肩の力を抜いて読んでくださいませー

ベネフィットとは「嬉しい未来」のこと

ベネフィット (1)

セールスコピーライターの大橋一慶さんによれば、ベネフィットとは「嬉しい未来」のことです。

僕たちは商品を買っているのではなく、商品によってもたらされる「嬉しい未来」を買っています。たとえばガストで「チーズINハンバーグ」を買うと、どんな嬉しい未来が待っているでしょうか。

・ひさびさの外食で子どもたちのテンションアップ
・料理も洗い物もしなくていい
・帰り道にスーパーあるのが地味に嬉しい

「おいしくて安いから!」以外にも、嬉しい未来はあるもんですよね。
帰り道にスーパーがあるとかも、実際に外食するときに考えませんか?
商品とは一見関係無いものも含めて、商品を買うことで得られる「嬉しい未来」こそがベネフィットです。


メリットは「ベネフィットが叶う理由」

メリットとベネフィットは別物で、メリットは「ベネフィットが叶う理由」のことです。
ここが意味不明ですよね。わかります。

せっかくなので引き続きガストのチーズINハンバーグで具体例を見ていきましょう。(お腹すいてきました)

・ガストのハンバーグ人気NO1
・テレビで紹介されました
・チーズがたっぷり入っている

「人気NO1!?いぇぇええぇぇい!うれっしぃぃいいぃ!」ってなります?なりませんね(笑

人気NO1やテレビでの紹介、チーズたっぷりなんかは、ただの商品の特徴です。
「この商品にはこんな特徴があります、だからあなたに嬉しい未来が待ってますよー」と言いたい中、あえて特徴だけしか伝えていない状況ともいえます。

・(おいしいから)ガストのハンバーグ人気NO1
・(おいしいから)テレビで紹介されました
チーズがたっぷり入っている(からおいしい)

(おいしい)こそが僕たちにとって嬉しいこと、つまりベネフィット。
書かれている情報は、ベネフィットが叶う理由として紹介されている商品の特徴、つまりメリット。

メリットではなくベネフィットを語ることができれば、読者のこころをガッチリ掴めるようになります。

ベネフィットは2種類ある

ベネフィット (2)

『ドリルを売るには穴を売れ』という本によれば、ベネフィットは「機能的ベネフィット」と「情緒的ベネフィット」の2種類があります。

機能的ベネフィットとは、早い・便利・うまいなどの比較的わかりやすいベネフィットです。
一方で情緒的ベネフィットとは、特別な思い入れや優越感、思い出などをあらわすベネフィット。

ガストのチーズINハンバーグでいえば、料理や洗い物をしなくて済む、おいしいといった価値が機能的ベネフィットといえます。
便利だし、うまいというわけですね。

ひさびさの外食で子供たちが喜ぶ!というのは、情緒的ベネフィットに分類されます。
家族が笑顔になる時間には、とても価値のある時間です。

情緒的ベネフィットの存在に気付けたら、ベネフィットを考えることがめちゃくちゃ楽しくなります。

たとえば、クリスマスはケンタッキーを食べたくなりません?

クリスマスのケンタッキーは別に、受け取りが早くもならないし、普段より便利にもならないし、味も変わりません。
それでもクリスマスにケンタッキーを食べたくなるのは、情緒的ベネフィットがあるから!

情緒的ベネフィットを掴むのがうまくなると、リード文を書くのが上手になります。
読者に対して「この記事を読むことで、あなたに嬉しい未来がきますよ!」と伝えられるから当然ですよね。
情緒的ベネフィットほど、気を配りたいところです。

「ベネフィット」でWebライターの報酬が上がる

Webライターがベネフィットを掴めるようになれば、報酬があがります。
なぜならWebライターは常に、クライアントに嬉しい未来を提供しているからです。

クライアントのベネフィットとはどのようなものでしょうか?
機能的ベネフィットで考えると、納期通りに良質な記事を提供するといったところ。
問題は情緒的ベネフィットです。

「私の文体を完コピできるライターはいないかしら」
「ほっといても記事を書いてくれるライターが欲しい」
「地元で取材ができるライターが居れば…」

情緒的ベネフィットこそお金が大きく動きます。
逆に、いい文章を早く書けるだけでは、他のライターと価格競争になってしまうでしょう。

ただのいい文章では報酬が上がりません。
「私に依頼すると、あなたに嬉しい未来がきますよ!」と伝えることで、欲しいライターになれます。

……すみません、イキりましたが僕もまだ月収15万円前後です。

でも多分、間違ってないと思います(適当)。

【まとめ】嬉しい未来を想像させて、読み進めてもらおうぜ!

ベネフィットは「嬉しい未来」、メリットは「ベネフィットが叶う理由」。
早い・便利・うまいといった機能的ベネフィットと、複雑だけど重要な情緒的ベネフィットの2種類がある。

Webライターするからには、この違いは知っておいて、記事作成に役立てたいところです。
リード文でガッチリ嬉しい未来を見せたなら、その後読者が読み進める可能性は高まります。

最後にTwitterで連載している、ラブコメを紹介します。

ベネフィットとメリットの違い、案外かんたんでしょ?

また忘れそうなら、いつでも読みに来てね!

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