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Hackney Diamonds

本日の“こずや”のBGMは、ザ・ローリング・ストーンズの『ア・ビガー・バン』以来18年ぶりの新作『ハックニー・ダイヤモンズ』です。

収録曲は至上の12曲です。

01.Angry
02.Get Close
03.Depending On You
04.Bite My Head Off
05.Whole Wide World
06.Dreamy Skies
07.Mess It Up
08.Live By The Sword
09.Driving Me Too Hard
10.Tell Me Straight
11.Sweet Sounds Of Heaven
12.Rolling Stone Blues

贅沢なことに、日本盤はパンデミック期の象徴的な曲「Living In a Ghost Town」がボーナストラックで収録されています。

アルバムの参加メンバーは、ミック・ジャガーさん、キース・リチャーズさん、ロニー・ウッドさん、チャーリー・ワッツさん、ビル・ワイマンさん、ポール・マッカートニーさん、スティーヴィー・ワンダーさん、エルトン・ジョンさん、レディー・ガガさん、スティーヴ・ジョーダンさんなど…超豪華です。

チャーリー・ワッツさんが参加している曲は「Mess It Up」と「Live By The Sword」の2曲で他はスティーヴ・ジョーダンさんで、完全にストーンズにハマってます。

「Live By The Sword」ではビル・ワイマンさんも参加しており、1989年以来の5人のストーンズによるレコーディングということになっています。

それもまた凄いことに「Live By The Sword」にはエルトン・ジョンさんがピアノで参加しています。

このメンバーの凄さに、クラクラします。

エルトン・ジョンさんは2曲目の「Get Close」にも参加しています。

「Sweet Sounds Of Heaven」ではレディー・ガガさんがヴォーカルで、スティーヴィー・ワンダーさんがキーボードとピアノで参加しています。

壮大なクライマックスを迎える名曲で、ガガさんもさすがに歌が上手く完全にストーンズにハマってます。

 「Bite My Head Off」ではポール・マッカートニーさんがベースを弾いています。

ストーンズとポールさんが絡むとパンクになるのか…衝撃的な展開です。

ポールさんのベースがブイブイいってます。

プロデューサーは、ポスト・マローンさんやジャスティン・ビーバーさん、カミラ・カベロさんといった若手のポップ・スターのヒット曲を生み出したり、オジー・オズボーンさんやエルトン・ジョンさん、イギー・ポップさん、そしてポール・マッカートニーさんなどの偉人たちの作品を個性を尊重しつつ、今の時代の音に仕立て上げているアンドリュー・ワットさんです。

33歳という若さにして、これだけの偉人たちと仕事をしているアンドリュー・ワットさんですが、“大学に行って巨匠から学ぶようなものだよ”と、かなり謙虚な人物です。

この人選は、コロナウィルスのパンデミックの最中にドン・ウォズさんがミック・ジャガーさんに薦めたようです。

ドン・ウォズさんと言えば、90年代以降のストーンズの作品をハズレなしの名盤にしている偉大なプロデューサーであり、2012年からはブルーノート・レコードの社長も務めている人物です。

この人選は、大成功でした。

聴けばわかります。

60年以上のストーンズの歴史を見ても最高の作品です…少なくても1972年の『メインストリートのならず者』以来では最高なのは間違いありません。

80歳のミック・ジャガーさんが怒りについて凄くキャッチーに歌う「Angry」から、ストーンズの歴史…いや、グラム調のものから、パンク調、ディスコ調といったロックンロールの歴史が網羅され、もちろんルーツのブルースもキメているような作品です。

そして最後は「Rolling Stone Blues」…やはり、これが最後のアルバムかな…。

マディ・ウォーターズさんの曲で、バンド結成当時、リーダーだったブライアン・ジョーンズさんを中心にこの曲をヒントにみんなでザ・ローリング・ストーンズとバンド名を命名したのは有名な話です。

ドラマーの話は今日はなしで、純粋に音楽に身を委ねます。

この『ハックニー・ダイヤモンズ』をじっくり聴く為に仕事を3連休にしてもらいました。

2023年にストーンズの新作に浸かれるなんて…あぁ~ステキ♪

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