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☆ふくしのおべんきょう☆

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もぐりのソーシャルワーカーですが、こそっと福祉のお勉強をしています。
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#介護

90.働き方改革と社会福祉連携推進法人

私が福祉の業界から離れていた2019年秋から2023年夏の間にこんな変化が起きていたのかと思うような、私には新発見があったので、そのことを簡単にお勉強してみます。 では、早速…。 2022年4月に社会福祉連携推進法人制度が施行されました。 2024年3月の段階で、北海道ではないですが、全国的には21法人が実践しています。 政府の社会保障・働き方改革本部は2040年を目標に、医療と福祉サービスの改革を進めています。 その中で、社会福祉連携推進法人制度は医療法人や社会福

82.社会の課題 part.2~福祉編

現在の日本は少子高齢化が進んでいて、今後はますます勢いを増して突き進みます。 2025年問題も既に始まっています。 若い世代の人口や出生率が減少しているのに対して、75歳以上の後期高齢者が国民の4人に1人という超高齢社会を迎えています。 今までのまま今後も同じ対応をしていくとなると、社会保障の担い手となる労働人口が減っていくことによって、社会保障費のバランスが崩壊し、労働人口への負荷が増加します。 医療や介護業界の需要と供給のバランスも崩壊します。 高齢者数の急増に

71.ケアマネージャー

2025年、約800万人いる団塊世代が後期高齢者(75歳以上)になります。 国民の5人に1人が後期高齢者になる2025年に向けて介護サービスや医療サービス、その他の生活に必要なサービスと利用者やその御家族の架け橋…つなぎ屋になるケアマネージャーの役割は今後ますます大きくなると考えられています。 しかし、人員はなかなか増えていないのが現状です。 2018年に受験資格が厳格化(保有資格による試験免除科目の廃止、国家資格保有者又は相談援助業務に就いている人で実務経験が5年

57.介護のお仕事

日本では、福祉と言えば なぜか“高齢者に対する介護”のイメージが強いです。 福祉=介護みたいな…。 それだけではないことは、これまでもお勉強してきました。 福祉業界は、この5年で高齢者福祉では有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅、障害福祉では放課後等デイサービスや児童発達支援事業に代表されるように…急速に施設が増加しています。 それに伴って、人材不足や事業譲渡、廃業が起き、社会問題になるなど深刻化しています。 施設が増えると、その現場で働く人の数が多く必要になり

36.高齢と福祉

介護職は、利用者の生活を支える重要な役割を担う職業です。 私も過去に15年だけ介護のお仕事をしていたことがありますが、初めてこの仕事をした時に何が心配だったかと言うと“担当する利用者はどんな人だろう?”とか“利用者に満足していただけるようなサービスができるだろうか?…といったことでした。 勤務初日の前日の夜は考えても仕方がないのに、考え過ぎて眠れなかったほどです。 それは結局、この仕事を辞めるまで15年、新しい利用者と出会う度に同じような状況になりました。 あ

29.介護とお仕事

働きながら家族を介護する“ビジネスケアラー”の増加が問題になっています。 経済産業省の試算では“ビジネスケアラー”は高齢化の影響で2030年には318万人にまで増加し、離職や労働生産性の低下などによる経済損失額は2030年に9兆1792億円に上る見込みとなっています。 早めに対処しなければ、経済の維持が困難になるレベルです。 負担の軽減を目指して、介護サービスの充実や介護ロボットの導入拡大、ビジネスケアラーを支える企業の取組支援などの具体的な対応策を検討していく方