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フルーツジュースでU.S.A.

俺はアメリカに住んだことはないし、行ったこともない。だからアメリカは、今でも俺にとって「夢の外国」であり続けている。

しかし俺は無知ではない。『ナイトライダー』と『特攻野郎Aチーム』の全シリーズDVDをしょっちゅう観ているから、トラブルがあったらナイト財団かMr.リーに連絡するべき事を心得ている。小学生の時には『ロボコップ』でデトロイトの治安状況を研究したし、『ゴーストバスターズ』でお化けビジネスを勉強したりした。『ポリスアカデミー』で、かの地の警察がどのように人材を育成するかも調査済だ。

しかも高校生の時には、アメリカ人の出演していた深夜の通販番組を観てその気になり、何も入れていない状態ですでにクソ重いため結局使いようがない工具箱『ローリーキット』を、バイト代をはたいて購入した経験もある。

つまり俺はかなりU.S.A.に詳しい。日本が大好きすぎてサムライの格好で暮らすブラジル人や、日本に憧れるあまり忍術を習いだしたスウェーデン人らの「ニッポンLOVE」と同じレベルで、俺はU.S.A.をラブしている。すなわち、愛しているということだ。

今日は、そんな俺が長年愛好するU.S.A.カルチャーを紹介しよう。

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