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ペイント大全エクストラ:ドラマチックなベースデコレート&リザードマン 前編

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イントロダクション

よくぞ来た。ペイント大全EXTRA、俺(籾山庸爾)以外の執筆者によってしたためられた、珠玉の増刊エントリーだ。元々EXTRAシリーズはハーミット・カウンシルのみ収録だったが、今後はペイント大全にも収録することにした。今後も折に触れて、EXTRAが登場することだろう!

今回執筆をしてくれたのは、大河原良介氏(noteでは“カラメル色素”、Xでは“からめる色素”名義)。トーチベアラー2020の称号を持つ凄腕趣味人であり、すでにエクストラの執筆を何度も手がけているクリエイターだ。

トーチベアラー2020作品『衝突前の一幕』。複数のミニチュアにそれぞれ明確な役どころを与え、緊迫感あふれるシーンを描いた。情景はもとより、ミニチュアペイントも高い完成度を誇る。
ヴィネット製作」では、
大河原氏によるリアルな崖と荒野の情景製作法が解説されている。
前後編の2回シリーズ。
冒険者ギルドにて」では、
冒険者ギルドとそこに集う猛者たちの製作法を大河原氏が解説している。
全10回にわたって詳細に解説された大ボリュームのシリーズだ。

それでは、氏にバトンタッチしよう。「ペイント大全エクストラ:ドラマチックなベースデコレート 前編」、楽しんでくれ!


やあ!

みんな、ホビーを楽しんでいるかい? 大河原良介だ。まずは、前回の記事「冒険者ギルドにて」を読んでくれた評議会メンバーにお礼を言わせてくれ。ありがとう! 寄せられた感想や意見も拝見しておおいに励みになったよ。今回も感想や意見を貰えると嬉しいぜ!

さて、今回は今までのヴィネット仕立て(高さのある台座上に表現する情景ね)ではなく、ミニチュアペイントシーンで最もオーソドックスなアプローチ、つまりプラベースを使って作品を仕上げてみようと思うんだ。

俺のミニチュア製作はヴィネット仕立てにする事が多いんだけれど、ゲームで使うには不向きだったり、デメリットもあるからね。プラベースの場合、ゲームで使う事はもちろん、作ったミニチュアをその日の気分で並べ替えたりできるメリットも多い。要するにどちらのアプローチも等しく楽しめる方法だってこと。俺たちのホビーだ。好きにやろうぜ!

さっそく始めよう。楽しんでくれ!

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