見出し画像

🔰ペイント大全ベーシック:ミニチュアの保管とケア伝説

<<<ハーミット・カウンシル総合もくじ
<<<ペイント大全総合もくじ
<<<🔰趣味人への道(初めての人はこちら)

よくぞ来た。久しぶりの『ペイント大全ベーシック』だ。今回は、ミニチュアをペイントする前.....ミニチュアの保管方法と、手入れの方法について語ろう。

ミニチュアと一口に言っても、その素材は色々だ。俺的にメインとなるのはやはりメタルミニチュアだけど、レジンミニチュアやプラミニチュアについても詳しく解説する。俺自身、それぞれの素材につき長年の保管と手入れの経験があるから、今日はそれらをみんなとシェアしようと思うんだ。以前カウンシル記事でメタルミニチュアの保管について記事にしたけど、フンワカした記事だったし、先日8310ラジオでもミニチュア保管方法について話したから、ここで包括的にアップデートするぜ。

ちなみに、今回紹介する様々なリスクは、長年放置した場合のリスクの話。プラにせよレジンにせよメタルにせよ、普通に部屋で大事に置いてあるなら、たった数年で劣化するようなことはまずないだろう。衣服や家、あるいは人間関係などと同じように、放置するとロクなことがないという話である。ただ、ミニチュア、こと鉛入りのホワイトメタル製ミニチュアが持つ劣化リスクについては、最近よく話題にのぼっているし、この機会にその辺りもガッツリ解説しておこうと思ったんだ。

それじゃあ行ってみようか!

プラミニチュアについて

画像1

現在、ゲームズワークショップをはじめ、大手ミニチュアメーカーの多くはプラスチック製ミニチュアをその主力としている。君がハーミットイン商店だけで買い物をしていない限り、コレクションには必ずと言っていいほどプラミニチュアがあるはずだ。プラスチックには大まかにいって二種類ある。ハード・プラスチックと、ソフト・プラスチックだ。

ゲームズワークショップを筆頭に、たくさんのメーカーがハード・プラスチックでミニチュアを生産しているが、リーパー・ミニチュアのBONESや、ファンタジー・フライト・ゲームズのボードゲームについてくるミニチュアなんかはソフト・プラスチック製。ミニチュアを触った時、日本のプラモと同じ手触りで、ナイフの刃先を当てた時にカツンと弾いてくるならハード。なんか突端部がクニャクニャしてたり、ナイフを当てた時に刃先がめり込むような感触があったらソフトだ。組み立て方や接着方法、素材の特性なんかは両者で色々違うけど、こと保管に関しては同じことが言えるので、まとめて解説する。

ここから先は

8,780字 / 15画像

寄せられたサポートは、ブルボンのお菓子やFUJIYAケーキ、あるいはコーヒー豆の購入に使用され、記事の品質向上に劇的な効果をもたらしています。また、大きな金額のサポートは、ハーミットイン全体の事業運営や新企画への投資に活かされています。