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ハーミットイン6周年

ここは小さな宿屋だ。

酒場に行けば、小さな暖炉の周りに集まった冒険者たちが、色々な冒険譚を聞かせてくれるだろう。

店では、君が見たこともないような、あるいはどこかで見たような品々が、ろうそくの薄明かりに照らされて君を出迎えてくれるはずだ。

二階の屋根裏部屋も訪ねてみるといい。隠された工房の秘密を覗けるかもしれない。

森に行くなら気をつけろ。そこは怪物たちの棲む場所だ…。

2017年1月。俺はハーミットインのnoteアカウントを開設し、初めてのエントリーとなる「ゆきてかえりし物語」を発表した。一度はホビービジネスから離れた俺がなぜ再びホビービジネスに戻る決意をしたか、そして俺が一体なぜ、どこで、どうやって、何をしようとしているかをしたためた、いわば俺の決意表明でもある。

2017年4月19日。ハーミットインの大きな柱のひとつである商店にのれんが掲げられた。それは、「現在進行形のオールドスクールファンタジーミニチュア」を日本のホビーシーンへ届け、新たなるムーブメントをなそうとする、俺の人生をかけた大きな挑戦だった。

そして今日。2023年4月19日に、ハーミットイン商店は6周年を迎えた。開業当日に335点だった取扱アイテムは、今日リリースされるアイテムを含めると、1399点になった。

「現在進行形のオールドスクールファンタジーミニチュア」というテーマでこれだけの数の製品を常時在庫して販売しているのは、日本はもちろん、世界でハーミットイン商店だけだ。

そしてこれを可能にしたのは、商店で買い物をしてくれる趣味人…つまり、君である。君が購入してくれるから、俺たちは売上を立て、売れたものを補充し、新製品を仕入れて販売できるのだ。ありがとう。


2017年4月19日の時点で、創刊されたばかりのハーミット・カウンシルには7つのエントリーがあった。今日時点で、ハーミット・カウンシルのエントリー数は、この記事を含めると943ある。

「現在進行形のオールドスクールファンタジーミニチュア」シーンの情報発信基地として創刊され、「ミニチュアペイント大全」や「ハルクウーベン博物誌」なども内包するハーミット・カウンシル。これだけの情報量が蓄積されたサイトは、日本ではもちろん、世界的にも他に例を見ない。

そしてこれを可能にしたのは、毎月定期購読してくれている読者…つまり君である。君が定期購読してくれているから、俺は執筆に集中してすさまじい量のテキストを書き、君に届けられているのだ。ありがとう。3月からはメンバーシップも始まった。さらによいものを届けてゆく。


2019年6月には自社ゲーム「デス・オア・グローリー」の展開を開始し、2022年10月には、自社ミニチュアレンジの展開を開始することもできた。商店やカウンシルの収益があるから、こうした新たな冒険にチャレンジできる。そう、どれもこれも、君のおかげだ。ありがとう。

そして、商店運営を創業以来ずっと担当してくれているインスタ、かしこいアドバイスで俺を支えてくれるペヤング、さまざまな形で協力してくれている俺の友や趣味人仲間、そしてハーミットインに参加してくれているクリエイターたちにも深い感謝を。


今日から7年目。これからもハーミットインを、どうかよろしく。そしてこれからも一緒にホビーを楽しもうぜ!

2023年4月19日

ハーミットイン代表
籾山庸爾


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