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ペイント大全マスターズ:ペイントレシピを作ろう

よくぞ来た。ペイント大全には、基礎的な知識やテクを解説する『ベーシック』、発展的テクや単一題材のペイントを扱う『マスターズ』、手数を抑えてテンポよく完成するまでをガイドする『ステップアップガイド』、さまざまなテクを用いて塗り込みをする『ショウケース』の4系統がある。

今回のエントリーは、ペイントテクニックを紹介するものじゃない。ペイントをホビーとして楽しむ上で、長期にわたって君をヘルプする『ペイントレシピ』の作り方、そしてその蓄積がもたらす良さ、使う上での注意点などをじっくり紹介する。

ペイント中というよりも、ペイント後にやることなので、基礎的な内容ではない。そこでビギナーズにはせずマスターズとしたが、早く始めた方が蓄積ペースが速くなり、結果的にリターンが大きいので、君がペイントをホビーにしたら、なるべく早めに着手するのがオススメだ。

はじめに:カラーの整理整頓と色の仕組みについて

ペイントレシピの話に入る前に、2つおさらいをしておこう。

カラー自体の整理方法や保管方法、手入れなどについては、無料マガジン『水溶性カラー コートデアームズ』内記事『コートデアームズ 収納と分類』で紹介した通り。

ボトルに入っているにせよ、チューブにせよ、画材の整理、収納、保管、分類については、おおむね同じことが言える。つまり、どの色がどこにあるか把握できる状態にすること、直射日光を避けて保管すること、君自身が使いやすい環境を作ることなどだ。なので、君がコートデアームズ以外のカラーを愛用していても、上の記事は参考になると思う。

また、色自体の話もしている。色の見え方であるとか、色同士の相関関係や分類、配色のアイデアなどについては、以前『マスターズ:色の仕組みと配色』で紹介した通りだ。

では俺が今回紹介するのは何なのか? それは『仕上がりの再現性を担保する方法』の提案だ。カラーをいくら整理しても、色の仕組みや相関関係を理解できても、同じ仕上がりを持たせることは難しい。というかムリだ。

ではどうするか? 具体的に見てみよう。

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