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ペイント大全ショウケース:若き騎士 パート2(紋章の描きこみ、赤いサーコート後半、革)

よくぞ来た。前回のショウケースで鎧とサーコートの前半をペイントした「若き騎士」。早速続きをペイントしていこう。

描きこみでワンポイント

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彼の帯びる紋章は、「灯火」にしようと思った。「灯火」は左右非対称の図案で形自体もそこまで複雑じゃないから、描きこみのいい練習になるんだ。描きこみをする時、左右対称のデザインは練習を重ねた後がいい。なぜかと言うと、左右を完全に鏡写しに描くのは、俺たち人間にはなかなか骨の折れる仕事だからね。何度も何度も描きこみをするうちに、君のスキルはグングン上がっていく。いつか複雑な描きこみにチャレンジするまで、まずはシンプルな描きこみを繰り返して経験値を貯めて行こうぜ!

描きこみの手順を、最初にまとめておこう。本文でも何度も言うけど、最初は大体の形を取り、何度も微調整を重ねて仕上げていく。だから、見てくれほど、精密な筆さばきはいらないし、まして一発勝負でもないんだ。

1)大体の形(ラフスケッチ)を取る。多少ズレても気にしない。
2)ラフスケッチを手がかりに、図案を「太らせる」。多少ズレても気にしない。
3)元の色(今回なら赤)で、「太らせすぎた」ところを塗り直す。
多少ズレても気にしない。
4)2と3の手順を、納得いくまで繰り返す。厚塗りさえしなければ、7、8回の塗り直しで表面がグジグジになったりはしない。安心してくれ。

では実際にやり方を見てみようか!

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