新製品情報&アイテムレビュー(2020.12/18)
ここは血湧き肉躍る冒険の世界。数多くの危険と罠が待ち受け、人々の命はあまりにも短い。この世界は広大にして無辺だ。悲劇と絶望がはびこってはいるが、徳と希望はまだ失われていない。
冒険者よ。家なき者よ。灯火を掲げ、剣を抜くがいい。闇を切り裂き、己の運命を切り拓く時が来たのだ。
デス・オア・グローリー クエストモジュール
『異端なる死の儀式』
お待ちどう! 1人用ファンタジーアドベンチャーゲーム『デス・オア・グローリー』、クエストモジュール『嘆きの森』に続き、新たなクエスト・モジュール『異端なる死の儀式』がリリースされる!
物語は、『嘆きの森』における討伐戦から生還した冒険者たちが、辺境の城砦から旅立つところから始まる。
今回のクエストも、たどれるルートが数千あり、プレイするたびに異なる展開になるようデザインされている。クエスト中で発生したイベント、その折々で君がなした決断、あるいは君が得ているジェムの種類などによって、発生するイベントの内容自体が変化したり、クライマックスで一行を待ち受ける敵が変わるのも大きな特徴だ。
それだけではない。特定称号の冒険者がいることで発生するイベントや、特定称号の冒険者だけが入手して使えるアイテムが無数にあるため、パーティーの顔ぶれを変えての再プレイも楽しい。また、今回のモジュールから導入された選択ルール『ランダム・エンカウンター』を採用すれば、冒険中に出会う敵の種類や数、出現する【方向】も変わるのだ。
選択ルールとは?
「使うかどうかを君自身が決められるルール」ということである。『ランダム・エンカウンター』を使うも使わないも君の自由だ。
『異端なる死の儀式』
製品内容
クエスト・モジュール『嘆きの森』は、厚紙製のカラー表紙(取り外せる)に、2冊のモノクロ冊子(12pと20p、計32p)が挟み込まれている。過去最大のボリュームだ! 2冊は連続していて、エネミーデータやクエスト準備の説明を含む『イントロダクション』、クエスト本体である『ウィルダネス』『タウン』『ダンジョン』『エンディング』からなる。
製品はルールブックと同じく、クリスタルパック(透明度の高いプラ封筒)に入れられ、緩衝シートに包んだ上で発送される。
カバーの裏側には、神聖アルフモート王国の南東部、ラングモア地方(ボルモール伯爵領)のカラー地図を掲載(『嘆きの森』では白黒で巻末に掲載されたものだ)。冒険者一行はこの地図の南東にある『嘆きの森』で前回冒険をした。『異端なる死の儀式』では、前回の拠点であったヒルデガルト城から西へ旅出ち、ヘルムハルデン城を目指す。おそろし野を越えて...!
本モジュールにある数々の記述も、『嘆きの森』に引き続きハルクウーべン世界に準拠したもの。特にアンデッドに関する記述や、クエスト中に入手できる様々なアイテムなど、ハルクウーべンならではの固有名詞や背景解説が多くある。ハルクウーベンについて、さらに深く知ることになるだろう。
むろん、これらを書き換えて、君の世界に移し変えても構わない。ハルクウーベンは背景世界の例であり、君の想像と創造の助けになりこそすれ、縛ったり、押し込めたりする為のものではないのさ! 君がその気であれば、君の世界に合うよう、モジュールを改造することもできるし、そのための簡単な手引きも紹介してある。
ルールブックに同梱されるチュートリアル・クエスト『ヒスイの髪留め』を含めれば3冊目、単品販売のクエスト・モジュールとしては第2弾となる『異端なる死の儀式』。経験をある程度積んだパーティーが挑む冒険にふさわしい、デッドリーなクエストだ。
モジュールの持つもう一つの見どころは、アートワークの数々だ。カバーアートはメキシコの画家レオポルド・メンドゥーサ・ガルシアによる描き下ろし。ハルクウーベンの世界を投影すべく、綿密な打ち合わせと大量のコンセプトスケッチから描き出されたレオポルドの情景は、モジュールカバーにふさわしい最高の出来栄えだ!
本文は、デスグロ関連書籍だけでなく、今やファイティング・ファンタジーをはじめ世界各国の出版物に作品を提供するオールドスクールファンタジーアート界の鬼才、ムスタファ・べキアが今回も手がける。無料noteマガジン『ハルクウーベン博物誌』でも、ムスタファの挿絵が使われているぜ。
彼らのアートワークは、デス・オア・グローリー、ひいてはハルクウーベンがどのような世界かを如実に語ってくれる。そしてそれらは、君の気分を否応なく盛り上げ、ファンタジックな想像と創造の助けになるはずだ!
『異端なる死の儀式』
使用ミニチュアリスト
デスグロはオールドスクールファンタジーミニチュアこそが主役だ。『異端なる死の儀式』をプレイする為に必要なミニチュアリストを改めて掲載しよう(このリストは、カバーの裏に掲載されている)。
繰り返すが、デスグロの主役はミニチュアたちだ。冒険者はもとより、従者と敵についても、それぞれを表す適切なミニチュアが必要になる。遭遇者と小道具のミニチュアは必須じゃないけど、持っていればいい事があるだろう(中には、とびきりのいい事がね!)
加えて、今回のリリースを祝い、新たなミニチュアたちも用意した。
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