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街角のケーキ屋さん

FUJIYAをはじめ、俺は街角のケーキ屋が大好きだ。街角に建つなら、個人経営でもチェーン店でもいい。街角に建っている事が重要である。

嬉しい時やおめでたい時、あるいはちょっと哀しい時、人はケーキを食べたいと願うものだ。体にいいとか悪いとか、そういう次元の問題ではない。ケーキはQOLに直結するものであり、善悪の二元論で片付けられるようなことではないのだ。

ケーキを食べる……それは小さな贅沢であり、記念であり、甘い非日常であり、思い出であり、ご褒美であり、慰めである。俺にとってはそうだ。悲しい事があってケーキを買う人もいるが、それは、ケーキがもたらすあの独特な優しい空気に惹かれ、ケーキに慰めてもらうためなのかもしれない。

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