異端者のフォーク

異端者のフォーク

最近の記事

『女神の継承』

個人的にすごく好きでした。 どんどん雰囲気や演出を変えて展開していきながら、タイの土着信仰を軸に見事にまとめ上げているホラー。 考察してね系は普段あまり深く考えないのですが、本作は好きなので数日考えてしまいました。 勢いだけでも楽しい

    • 『エスター』

      有名すぎてタイミングを逸してしまっていましたが、ようやく鑑賞。 もうとても面白かったです、大好き。 サスペンス・ホラーのトップレベル。 細かい伏線の回収は素晴らしく、核心となる部分だけではなく、全体が非常に丁寧な作り。 前日譚の続編も楽しみです

      • 『テリファー』

        ギコギコしちゃうぞ♪ 謎のピエロ男が残虐な殺戮を繰り広げ、血肉が飛び散る作品。 あまりにお馬鹿な行動を繰り返す登場人物を含めて、80年代のスラッシャー映画を彷彿とさせます。 ギコギコしちゃうシーンだけでも一見の価値あり。 だいぶ荒いけど好きです

        • 『ドント・ブリーズ』

          若者たちが強盗に入り込んだのは、盲目の老人の家。 しかし彼は、超人的な聴力にムキムキの身体を持ち、軍仕込みの格闘術を身につけたスーパーおじいちゃんだった! 呼吸の音も命取りになる緊張感。 狭い家なのに、多彩な場面転換や演出で飽きさせません

          中村文則『教団X』

          ページ数が多い上に文章の癖が強いので、読み終わっただけで達成感。 カルトは表現のためのアイテムの一つでしかなく、人間の根源、善と悪、光と闇……どれだけ詰め込んだの?と思うほどの壮大さ。 万人向けではありませんが、独自の世界観は圧巻

          中村文則『教団X』

          『LAMB/ラム』

          『NOPE/ノープ』並みに感想が難く、内容は全然違いますが通ずる部分も感じました。 解答が提示されず自由度高めの部分が多く、考察の仕方は無数にあり、人によって視点や解釈が大きく変わるので、好き嫌いの差は激しそう。 不思議と頭の片隅に残り続ける作品

          『ヴィレッジ』

          とんでもなく久し振りに再鑑賞したら、評価がひっくり返りました。 シャマラン監督らしく、ジャンルにとらわれないオリジナリティ溢れる作品。 あと一歩何かが足りないような感覚もありますが、雰囲気や世界観が大好きです。 思ったより考察してしまいました

          葉真中顕『コクーン』

          個人的にとてもハマって一気読みした1作。 オウム真理教をモデルとしたカルトを取り巻く人々の物語。 直接的ではなく周囲の人々を描くことによって、影響の大きさが際立ちます。 4つのエピソードが絡み合い、1つの作品になっている構成が見事

          葉真中顕『コクーン』

          『NOPE /ノープ』

          IMAXで観てきました。 壮大な映像は、IMAXで正解。 『ゲット・アウト』『アス』のホラーテイストの延長を期待して観ると、少し肩透かしかもしれません。 ジャンルも分類不可能なので、観ていただくしかありません。 ジャンルは「ジョーダン・ピール」です。

          『NOPE /ノープ』

          『サクラメント 死の楽園』

          実在したカルトである人民寺院の集団自殺をモチーフに作られたPOV形式のモキュメンタリー作品。 集団自殺がメインであり、カルトや教祖についての描写は表面的。 個人的に、カルトに興味を抱くようになったきっかけが人民寺院なので、嬉しい作品です

          『サクラメント 死の楽園』

          『星の子』

          基本的には原作に忠実。 芦田愛菜の演技が素晴らしく、大友康平はどうしても「いすゞのトラックのおじさん」が浮かんできてしまう。 ラストシーンは、原作との違いは些細なようで、実はかなり大きな違いであると感じます。 原作との比較を通して考察してみました

          今村夏子『星の子』

          いわゆる宗教2世の主人公の日常を描いた作品。 あくまでも主人公目線で日常が続いていくので、逆に違和感が際立ち痛ましい気持ちに。 解釈が分かれるであろうラストシーンについても、自分なりに考えたことを書いてみました。 映画版も近々観てみます

          今村夏子『星の子』

          芦花公園『異端の祝祭』

          「民族系カルトホラー」というだけでもうほいほい釣られました。魅惑的すぎません? 霊的なものが当たり前に出てくるなど思ったよりオカルト寄りでしたが、ホラーという感ではなく、他ではあまり見られない独自性ある世界観に吸い込まれました

          芦花公園『異端の祝祭』

          内藤了『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』

          猟奇的で不可解な事件を、記憶力抜群な新米刑事・藤堂比奈子が先輩たちと追っていく人気シリーズ第1作。 ミステリィでも刑事ものでもない、独自の世界観。 リアリティは全体的に薄めです。 シリーズものんびり追っていきたい

          内藤了『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』

          『マーダー・レコーズ 殺人ドキュメント』

          ビデオカメラで殺人を撮ろう! 前半はひたすら夫婦喧嘩が続き、「何を観ているんだろう」と無我の境地に。 肝心の死体解体シーンは99%カット!(日本版が) テーマは好きなのに、誰向けかわからない感じになってしまっていました

          『マーダー・レコーズ 殺人ドキュメント』

          『キャラクター』

          個人的には大好きでした。 テンポが良く、先は読みやすいけれど面白い展開。 穴はたくさんありますが、取捨選択がはっきりしており、まさに漫画を読んだような感覚に。 思いついた点を中心に、ちょっとマニアックなとあるコミュニティについてまで考察しました

          『キャラクター』