理系読書実践のための型

完全なる自分用ですので、実践してみたい方にはうってつけかもしれません。

ステップ1

  1. 問題意識の明確化
    - 具体的であればあるほど、抽出する情報を見つけやすい

  2. 問題解決後の理想像設定
    - 読んだ内容を使って、どんな状態になりたいか?

ステップ2

①文脈を理解する(読書直前)

メタデータの収集
タイトル、サブタイトル、帯コピー、発刊年月日、著者名、
著者プロフィール、目次、国名(※海外の場合)

発刊年月日:
その時代の背景・そのジャンルの大きな出来事を推測すること

著者プロフィール:
所属組織、専門分野、一番の得意を把握すること。なぜ、著者がそのテーマを語るのか判断。さらに、その著者が困難に直面し乗り越えたエピソードに有益な情報があるケースが多い

目次:
章を読む。章の下位層の小見出しは概要が分かる程度に読む。その後にラベル付けを行う。自身の問題意識と照らし併せて必要なラベルを絞る。以下参照

ラベル1 背景:
本に書かれている内容の時代的・社会的背景

ラベル2 定義:
本の内容を理解するために必要最低限な用語の意味やキーワードの定義等

ラベル3 メリット・機能:
その本を読むメリットや必要性、意義や効能等

ラベル4 メカニズム:
物事の原理法則や仕組み等

ラベル5 方法論:
スキルにおける理論や法則等

ラベル6 ノウハウ:
実行フェーズにおける具体的なテクニックやツールの使い方等

ラベル7 事例:
具体的な成功事例、企業や商品の紹介等

ラベル8 その他:
Q&A、対談、付録


②本の旨味を抽出する(実際に本文を読む)

  1. スクリーニング
    - 内容が著者の強み・得意分野を生かした主張になっているかどうか
    - 著書プロフィールのメタデータから読み取った、著者の得意分野と自分の問題意識に対する解決策が合致する箇所が答え
    - 自分の問題意識に当てはまらないが大きな学びあると思われる箇所は、セレンディピティと捉えて、精読する

  2. 要約・図表から読む
    - 要約を最初に読むことで、文脈への理解が大きく高まる
    - つまり、要するに、1つ目は~、第一に~、という接続しに注目
    - 図表を見つけたら、そのデータが著者のみ入手できる希少なものなのか、一般的なものなのか出典元で判断し、希少は目を通す価値あり
    - 希少なデータであれば、そのデータの収集方法・加工方法をチェック

  3. 精読(ここが俗に言う読書
    - 予測しながら読む(自分の問題意識に役立ちそうか?)
    - これまでの自分の中になかった内容に絞る
    - 実践すると決めた情報に印を付け、中長期・短期で分類する

③ 著書の解釈を鵜呑みにしない

以下に仕分ける。

  • 著者の主張(解釈)

  • ロジック(主張と根拠を結ぶ論理)

  • 根拠(理由や事実)

④ 活用したい情報から仮説を立てる 

仮説 = アイデア出し
 - 実践するための仮説を立てる
 - 自身の知識×本の新しい情報をベースに仮説を立てる
 - 自身の解釈やTODO、アイデアはすぐにメモ

ステップ3

ステップ2の④で抽出した仮説を記録
 - タイトル、著書名、日付、
 - 抽出した情報をそのまま入力(左側)
 - 自分の解釈、仮説、反論、を書き込む(右側)

類書を見る前に、一つの本で実践して評価してから行う
ダメだった場合に、類書を見に行く形がベスト

なお、「読んだ本が自分には難しかったから、同ジャンルでもう少しレベルを下げた本を読もう」、これも立派な実験結果の考察といえる

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