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カルメンのように美しいヒーラーに教えてもらった"wild woman"~射手座金星と「狼と駈ける女たち」

ともえ@ファスティング中です。
(→よかったら自己紹介を読んでね)

昨日は牡牛座満月で、しかもヘリオセントリックで見ると天王星と地球の合でしたね。※正確なヘリオの会合は11月1日ですが

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ここ1か月ほど前に、2020年から始まる水瓶座のグレコンサイクルでは、実は射手座の金星も重要だよ~っていうインスピレーションが来ております。

※詳しく知りたい方は下記の記事をどうぞ。

それで、射手座金星のイメージを色々膨らませているのですが、ものすごく大切なことを思い出しました。

それが、私が翻訳した1冊目の本(オラクルカードの本でした)の作者であるオーストリア人の女性ヒーラーさんです。

彼女のことは、以下、Iと呼びます。

Iは、太陽蠍座、アセンダント射手座の人で、機動力抜群のカッコいい女性でした。

※欧米のスピリチュアリストは月星座じゃなくて太陽星座とアセンダント星座が重要と思っている人が多い。詳しくは別ブログのこの記事に書いています。

Iは、私が出会った当時は当時すでに50歳だったのにしわひとつない美しい人で。

オーストリアのハプスブルグ家最後の皇后であるエリザベートみたいな、黒髪がきれいな超美人。

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※のちに、このIを通じてバイオリニストのBとも知己を得ることになります。
※B曰く、若いころのIというのは「生きたカルメン」みたいな女性で、腰まである長い黒い髪と美貌で、歩けば必ず男性が振り返る、人目をひかずにはいられない、という状態だったらしい・・・💕

さて、そのIですが、とても美しい人でしたが、人生は超ハード(太陽蠍座生まれだったからかな・・・)。

20代で若くして音楽家と結婚して子ども2人をもうけたあとで、30代になるときに、スーツケース2つと子ども2人を連れて離婚します。

その後、30代はキネシオロジストとして活動しながら生計を立てていくのですが、特にアレルギーの治療で名を挙げるようになり、一番忙しい時は週休1日で、2つのサロンを持って朝から晩まで働いていたとか。

その傍ら、個人的に天使からガイダンスを受け取っており、それが40代以降になってからオラクルカードや天使のグッズとして結実するのです(そして私はその本を2011年に翻訳させてもらうことになった)。


今、私はIの仕事からは身を引いていますが、Iから教えてもらったことで、ものすごく印象に残っていることはいくつもあります。

その中でも、昨日思い出した重要なことが、"wild woman"という元型のことです。

Iが、離婚して生活を作っていく過程で、バイブルのように読んでいたというある本があるとのことでした。

それが、ユング派の心理学者の女性(ヒスパニック系アメリカ人)が書いた、日本でも一応翻訳が出ている「狼と駈ける女たち」という本です。

日本語は絶版になっていてすんごい金額がついていますので、英語が読める人は英語がおすすめ。Kindleでも読めます。

この本の副題についているwild womanって、日本語にすると「野生の女」ってなっちゃうんだけど、英語のwildが持っている語感ってもっと広くて深いものがある。

ひとつは、普通の人が理解している手つかずの自然、「野生」という意味。

だけど、意味を深掘りしていくと、あらゆる条件付けを外して、自分のコアな本質(手つかずのコア)に忠実になって、無我夢中になる・ワクワクする、という意味もある。

よく聞くイディオムで、beyond somebody's wildest dreams という表現があるのだけど、自分が想像しうる限り最上の夢をもはるかに上回る良い状態、ということ。つまり、ここでいうthe wildest dreamsというのは、自分自身の枠や制限を超えて夢見たビジョンという意味なのですよ。

でね。

この語感、つまり、「自分の本質に忠実になって、とらわれのない状態で最高の夢やビジョンを持つ」というのが、wild womanという言葉の中には含まれていると思うのですよ。

例の本は、そういうwildさという質が持つ可能性を、狼という動物の生態や神話の分析を通じて明らかにし、狼=wild的なものが、すべての女性の心の中にも(現代では抑圧され死に瀕してはいるけれど)眠っている、ということを説いていくわけです。

実際、この本をバイブルにして無一文から生活を作ったIは、今ではアメリカやスペインに支社を持つ成功した女性になり、すごく素敵なパートナー(結婚はしていない)もいて、幸せな生活を送っています。


あと、このwildって、火星力とも多分関わっているなと思う。ただ夢見るだけではなく行動できる力もあるのがwildだから。

この本のことをずいぶん忘れていたけど、もう一度読んでみようと思って英語版をKindleで読んでいるのだけど、このwild womanはIの炎のような情熱と行動力の源にあるよな~と確認しています。

​健やかな狼と健やかな女性の間には、ある種の共通の心理的な特徴がある。たとえば、鋭い感覚、遊び心、強い献身の心などである。狼と女性は、その本質において親類である。探求心があり、途方もない忍耐力と強さを秘めている。彼らは極めて本能的であり、自分の子どもや、仲間や、群れに対して熱烈な関心を寄せている。彼らは、常に変化する環境に適合することに熟知しており、炎のように忠誠心があつく、極めて勇敢である。※拙訳です


ちなみに、日本では狼は絶滅してしまいましたが、もののけ姫を見るとこの辺りのwild womanの元型を理解できるんじゃないかと思う。


※2020年から始まる風の時代と射手座金星についてはこちらのマガジンで語っています。


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