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「さしすせそ」を求めなくなったときに男性はあえて雪山登山に挑戦するのかもしれない。本当の聞く力を身に着けるために。

ともえ@ファスティング中です。
(→よかったら自己紹介を読んでね)

この記事は、先日よりご紹介しております、八木龍平さん(リュウ博士)の「成功している人は、なぜ聞き方がうまいのか?」のお話です。

※前書いた記事はこちら~

この話の中で、ちょっとしたモテテク?として「さしすせそ」が紹介されていました。

さ・・・さすがですね!
し・・・知らなかったです!
す・・・すごいですね!
せ・・・センスいいですね!
そ・・・そうなんですね!

というやつです。

・・・これを20代のころから特に男性に対して使いこなしていたら、もう少し人生は違っていたかもしれない・・・

大学時代仲良くしてもらっていた男友達2人からよく、
「マジで高橋の彼氏尊敬する! 俺らだったら泣いちゃう!」
と言われるくらい男性に厳しすぎた(爆)

そして男の後輩からは
「高橋さん女性ホルモン枯渇しますよ(苦笑)」
っていわれていた(爆)

・・・ところでこの、リュウ博士の「さしすせよ」のテクをうちの主人に話したら、

「新婚時代は固い瓶をあけてあげただけで『すごーい💕』って言ってくれたよね・・・」

と、遠い目をされました(笑)

・・・うーん、主人への「さしすせそ」をもう少し頑張ろう・・・。

ちなみに今、5歳の息子への声掛けは、基本はすべて「さしすせそ」ですw

やっぱり男子はドヤりたい生き物であると気付いたので(ようやく気付いたのかよ!って感じですが・・・)「ママ見て!見て!」と言われたら「すごいね!」「さすがだね!」とほめています・・・。

・・・

で。

特に男性にとっては「さしすせそ」が大切ということをようやくこの年になって学んだとても痛い私ですが、実は、器の大きい男性は、この「さしすせそ」を一切求めなくなるのではないかと思っています。

私、20代の一時期ドイツ人の男性の先生に絵画を習っていたことがあるのですが、その先生が、こういう一切の「さしすせそ」を求めない人だったんですよね。

一見するとくまさんのような高齢のおじいちゃん先生・・・なのですが、自己主張と承認欲求のための芸術ではなく神への畏敬の念をあらわすための芸術を追究している人でした。

不思議なことに、その先生のアトリエのレッスンで描く絵は、自分の実力以上の絵を描くことができたんですよね。家に帰って、同じように自分の部屋で描いてもそうならないのに。

その先生はいつも、レッスンの前と、私たちが描いている最中に神様にお祈りをささげていました。

今思えば、私たちのために、というか、その場を作るために、真摯に祈っていたのだと思う。

・・・例え方としては不自然かもしれないけど、この先生からは、たくさんの女性に囲まれ女性に慕われ愛されていたと言われているイエス様のようなエネルギーをいつも感じて、すごく癒されたし、安心できたんですよ。

そしていつも、この先生に会うと自分の魂が喜んでいるなって思っていました。

それは、このドイツ人の先生が、女性たちを金太郎飴にしたり(賞賛を求めたり)、自分の月の代わりにする(母親代わりや家政婦にする)エセ太陽ではなく、女性たちを太陽の領域に引き上げることのできる真の男性性の力を持っていたからだと思います。

※エセ太陽と金太郎飴の話はこちら↓

この先生の存在から、真の太陽って、実はとても大きな月の器(包容力)なんだなあと思ったんですよね。

ちなみにこの先生の奥様も素敵な芸術家ですごくちゃきちゃきしているのですが、ただ強い女性というだけではなく、人の話をよく聞くことができ、このご夫婦それぞれの男性性と女性性のバランスの高さにいつも感動していました。私にとってはこの二人はある種の高次の父母だと思っています。

・・・・

とはいえ、このレベルの男性性(捧げることができる男性性、女性からの養分を必要としない男性性)に到達するまでには、いくつか段階があると思っています。

・・・

まず、自分に自信のある男性、ある一定の成功を収めた男性は、「さしすせそ」に飽きてくるんだと思うのです。

当然社会的にも一目置かれますし、女性にもモテて自分をあがめるし、そういう状態に慣れちゃうわけです。

これはこれで楽しいと思うけれど、本当に上昇志向のある男性は、このステージは通過地点。

だって基本的に男性には成長欲求がありますから。

そうすると次に、その男性たちは、一見難しそうな恋愛、たとえると雪山登山的なことをはじめるなあ、って思うんですよね。

雪山って、基本的に人を必要としていませんし、ウェルカムな環境でもない。それなのに、そこに登ろうと(理解しようと)格闘するのです。

でね。

ここから先に書くことは非常に失礼な詮索かもしれませんが・・・

たしか、リュウ博士が離婚された元奥様の女性と結婚するときに、自分は女性に内助の功は一切求めていない、社会貢献女子が好きだ、と書いてました。(この記事とか、この記事とか)

そして、この元奥様との結婚を、雪山登山にたとえていたんです。

つまり、この元奥様との結婚を、すごく難しくてもしかすると自分の命を取られる(ずたずたに傷つく)かもしれない経験、自分の存在を否定されるかもしれない体験にたとえていたのですよね。

でも、それを通じて成長欲求が刺激される、そういう体験だと。

以下、ブログ記事から引用。

共通項を言うと、男性はみな「成長したい」のですよね。
その成長欲求を満たしてくれる、時にメンター的な役割を果たしてくれそうな女性と、結婚したがるのだなと。
「あ、この人は、自分の気づかない課題に気づいてくれる」
「この人は、自分の知らない知性・感性を持っている」
言葉にするなら、そんな風に思える女性とは、結婚したくなる。
性的な魅力とも、経済的な事とも、違うところ。
男性にもピュアな部分ってあるわけですが、そのピュアな部分が刺激される女性って、「永続的に信用してしまう」のです。
それは裏切られる事もあるわけですが、それはそれとして、自分の中の純粋な成長欲求が反応したら、もうそれに無条件に従うし、そんな刺激をくれた女性とは、「共に人生を歩む”契約”」を結びたくなる。

このとき、へえーーーーって思ったんです。

リュウ博士って、学歴も素晴らしいですし、お勤めされていた会社も日本の一流企業の高給取り。いわゆるこれまでの旧世界でも申し分ない成功を収めていたわけです(土の時代的なね)。しかし、それだけではなく、スピリチュアル系の書籍も累計37万部売れっこなので、いわゆる新しい世界の方でも人気者になれている稀有な人(風の時代的なね)。

二つの世界で二冠を達成したリュウ博士なら、それこそお相手にするならよりどりみどりに選べる状況。

でも、そんな有利な状況にあって、とても魅力的だけどいろいろな意味でハードルの高い女性との恋愛、雪山登山みたいな結婚を選ぶのかとびっくりしました。

これは、周囲に対してさしすせそを求めたり、女性に内助の功を求めない、真に自立した男性でなければ持てない成長欲求のあらわれなのだなと、思ったんです。

そんなリュウ博士ですが、結婚後、色々あって3年ほど経って離婚されるに至った経緯を、今ご紹介している「成功している人は、なぜ聞き方がうまいのか?」の本の中で、こんな風に書いてましてね。

そこがね。

もーーー!!!

衝撃。

だったのです。

(おかげで講座のリリースが3日ほど遅れたwwwリリースできたけど・・・)


「進化心理学でわかる男女の本能」
少し前に、別れた妻と結婚した理由を聞かれたことがあります。
...
私が「うちの妻のことを応援しているから、応援のひとつの形が結婚だったんです」と答えたところ、その場にいた人たちに驚かれました。

「内助の功」といわれるように、夫を応援し、もり立てることが女性の役割と長らくされてきました。スポーツ選手や経営者など、成功者と呼ばれる男性にはそんな素晴らしい奥様がついていたという逸話はよく語られるし、まるでそうでなければいけないかのような風潮もあります。

そのためか、男性が「奥さんを応援するために結婚する」のを、意外に思った人もいるのでしょう。そんな人たちから見たら、その後「別の男性がパートナーになったほうが、より妻の応援になる」という理由で別れたときは、もはや理解不能だったでしょう(笑)。

私は進化心理学に賛同していて、その内容は、男性の本能は多くの女性を相手に種をまこうとする、つまり浮気願望があるとします。誰もが知っていることですね。

しかし、女性の本能はさほど知られていないでしょう。
それはより良いパートナーを求めて、次々と本命を乗り換えることです。

男性の場合、本命と浮気相手は、脳の活性化する場所が異なります。したがって本命は変化しにくいのですが、次々と浮気相手も欲します。

女性の場合、本命も浮気も、脳の活性化する場所は変わらない。つまり、いつも本気で、環境の変化に応じて、本命を変えることを欲します。

環境が変われば、適した相手も変わりますからね。

さて、そんな私は元妻と毎日、よく話していました。2時間、3時間と話ことも珍しくなかったです。
そのときに私が心がけていたのが、相手の思いを肯定することです。
もともと「自分には計り知れない女性」と尊敬していたので、否定したり、意見を言ったりせずに話を聞き、そして認めていることを伝える。それも、自分にとってプラスになる面だけを認めるのではなくて、自分にとってマイナスになる面も認める。
・・・
進化心理学を学べば、男性社会が、女性に経済力を持たせなかったり、女性を実家から引き離して男性の実家に嫁入りさせたり、女性の浮気を特に責めたり、女性がおとなしくおしとやかでいるための道徳をつくったりした事情は、理解できます。

それだけ別の本命に乗り換えられるのが、怖かったんでしょう。

ただ、そうやって女性の力を奪う・女性が力を奪われる時代は終わりました。

・・・
「男女の利害は、たとえ夫婦や恋人でも突き詰めると違う」と理解し、それもありだと認めない限り、女性相手に男性が、本当の意味で聞き上手になることは難しいと思います。
男性が最初に知る女性=母親とは、決定的に違う部分です。
・・・

女性は「自分にとって利益になる・下手に出なかったら害があると判断した男性」の話は、よく聞きます。逆に言うと、利益なし・害なしと判断した男性の話を好んで聞くことはありません。

女性は男性相手だと、基本「左脳人間」なのでドライです。男性は逆に、女性相手だとウェットな「右脳人間」になりがち。だからこそ、格好つけず、そのまま素直に「右脳人間」をやれば、おのずと聞く力も高まります。

・・・

3年ほど前のリュウ博士が結婚したてのときのブログの記事からは、ワクワク冒険に出ていこうとする自信と誇りに満ちた少年性を感じました。

でも、今回の本、離婚された後に書かれた文章からは、「やはり難しかった」というある種の諦観をもつ成熟した男性のエネルギーを感じました。

だけど、断然この離婚された後の文章からにじみ出てくるものが、胸を打つんですよ。私同様、この部分を読んで胸が震えた女性は多いと思う。

これでまた、リュウ博士のファンはダダ増えたこと間違いなしというか、正直私は泣けましたよ・・・ww

・・・

でね。

それにしてもリュウ博士のブログはすっごい面白い。

ではなぜ妻に内助の功を
強いるのか?
正直「まったくわからない」
のですが、
考えるに、
妻というひとりの女性を
コントロール下におさめているという、
男性自身の
自己満足や征服欲求、
世の中への
「おれ、良い男アピール」
だけなのではないでしょうか。
ようするに、体裁です。

こういう支配欲とアピール欲に、妻やパートナーや自分の部下やクライアントを使わない男性が、これからの時代は絶対的にモテると思います💕

それにしても・・・私が以前以下の記事で書いたように、太陽を夫に月を妻に押し付けあわないっていう関係性をよしとする男性が日本にもいたのか!しかもこんなに色々な意味で成功している人が!と、私はかなり嬉しく思いましたよ。

ところで、こういう妻に内助の功を強いない・女性を金太郎飴や母親代わりにしない素敵な男性の例として、私にとってとっても大切な存在である高校時代の英語のS先生のことを別の記事で書いていきたいと思います💕


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