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オイルの話#1 ~製造方法による違い

最近ではフェイシャルオイルが有名化粧品メーカー(国産・海外各ブランド)から数多く販売されるようになりました。

ん?これはブーム?

と思うくらいです。そもそもオイルには様々な特性があるのでどんなオイルを選んだらいいのか、参考になるような記事を書いていきたいと思います。
母はオイルの特性についてよく説明をしてくれました。
そしてそれがどれほど治癒力があり効果があるかを経験しました。

アロマテラピーによるマッサージ療法、アーユルヴェーダ・マッサージ、浄化ケア、そして料理に使うオイルの魅力についてお話しします。

目次
1オイルの製造方法
2オイルの選び方

1 オイルの製造方法

オイルには製造方法によっても効果が違ってきます。その植物の栽培方法、つまりオーガニック栽培か通常栽培かも大きな違いがあります。またそのオイルの製造方法によってもその効果は大きく異なってきます。
常温絞り、高温・高圧下での高温絞り、そして大量加工技術による溶剤抽出法と3種類あります。常温絞り以外の方法では得られたオイルを精製加工を必要とします。そこで未精製とうたっているオイルは基本常温絞りということになるのです。しかし精製油は私たちの生活の中に深く浸透しています。
その理由は高温加熱に強く、長く保存できるだけでなく価格も安いので日常的に使われています。

本来、同じ植物から生産されるオイルでありながら、安く購入できるオイルはトランス脂肪酸に変化することが多く、この脂肪酸は肥満因子となったり
循環器への影響及び血中脂肪レベルの上昇による炎症、アレルギーを予防する組織ホルモンの成長を阻害するなど、どこを読んでもあまりいい話がありません。このトランス脂肪酸はスナック菓子などにも多く含んでいるので気を付けるに越したことはありません。

オイルの効果を期待するのであれば、未精製・オーガニックで高価なものを使用することが大事です。これは食事に使うオイルであっても、化粧品として使うものであっても同様のことが言えます。

たかがオイルされどオイルなのです。

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2オイルの選び方

一般的にEXTRA VERGINE OIL といわれるものは、一番搾りの物を言います。でも価格に差がありすぎますね。一番搾りというのは、収穫した種子の最初に絞って得られるものです。当然生産量は少なくなります。工業化で圧搾油でも大量に生産されるようになりました。高温・高圧下でも一番搾りであれば、EXTRA VERGINE OILです。こちらの方は圧搾油よりもお手ごろな価格で販売されています。食用のオリーブオイルだけでいうと、産地、オリーブの収穫時期、そしてオーガニック栽培かどうかなどの条件によってかなり味が異なります。オイルの専門店でテイスティングさせていただくとよくわかります。若いオリーブの実を圧搾したものはピリッとして爽やかな香りが広がります。完熟の実を圧搾したものは濃厚で香りが豊かなオイルになります。これらは生で食するほうが体には良いオイルです。

 一般的にスーパーなどで販売されている比較的安いオイルは、工業技術の賜物ですね。純粋にEXTRA VERGINE OILではありますが、高温高圧で絞ったオイルですので、やはり香りは若干薄くなっています。これらのオイルな熱に強いので、日常的にお料理に使えるオイルです。
炒め物にもOKです。肉料理・魚料理でも使えます。

化粧品グレードの場合、未精製オーガニックとなっているオイルが最もそのオイルの特性を生かし効果も期待できます。もちろん精製油であっても問題はありません。

このようにオイルの価格には栽培方法とオイルの精製方法によって決まってきます。基本的に安いオイルであれば、熱に強いので普段使いの料理に使えます。高額なオイルはやはりその特性を生かし効果を期待できる使い方をしたい。パンにつけて食べる・・・イタリアではポピュラーな食べ方ですが、これがシンプルにわかりやすい使い方かもしれません。

最近では価格を下げるために、精製油をミックスしているものもあります。オリーブオイル一つとってみても、裏面の表示をよく見てみましょう。

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オイル美容、オイル健康法いろいろオイルの効果がクローズアップされています。いわゆる高級ブランドで販売されている美容オイルは30mlで5万円とか!!まあ・・ダマスクスローズのオイルとキャスターオイルを使った美容オイルはクレオパトラが使っていたといいます。絶世の美女たちはオイルを使っていました。やはりある特定の階級の女性たちですが。
現代では多くの女性が美容に使えるようになりました。もちろん食事に使うオイルも世界中から私たちの食卓に運ばれています。
オイルの魅力は奥が深いので是非皆さんにも知っていただきたいと思います。







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