何を食べるか?
健康になるお話をしてきました。
人間の体は食べたものでできています。
何を食べるかはとても大切なことなのです。
私は、数学も教えているので、数学者であり哲学者であるピタゴラスに興味があります。ピタゴラスの残した言葉に
「あなたのからだを動物の肉で汚染するようなことは慎むことだ。トウモロコシもあるし、りんごもある。りんごはその重さで枝が下がるほどたわわに実をつけている。ぶどうもあるし、木の実や野菜もある。これらのものが私たちの食べ物なのだ。」
というのがあります。面白いですね!
あなたは、食べものを選ぶときに何を基準に選んでいますか?
安さ、手軽さ、手軽さ、テレビの料理教室、、などが上がるのではないでしょうか?
『あなたは、あなたの食べたものでできている』のです。
生涯、スリムで健康に生き、エネルギーいっぱいに活躍したいのであれば、第一に食べるものを私たちのカラダのリズムに合わせることが必要です。
私がこのことを知ったのは、10年ほど前にアトランタに行ってジョーンズ博士の話を聞いてからです。アトランタの街にはホールフードの大きな店があって、とても健康に良い食べ物がたくさんありました。日本には、このような店がないとそのときに思ったのですが、最近、少しずつこのようなお店が見られるようです。人々の健康的なエネルギッシュな生活を求める気持ちが高まってきたのでしょう。
地球上の全ての動物にはカラダの仕組み・生理機能・生化学反応などの観点から、それぞれにふさわしい特定の食べ物があります。
コアラがユーカリを食べるのは有名ですね。ユーカリには「青酸」という毒素が含まれています。そのためコアラ以外の動物はユーカリを食べないんですね! コアラは消化器官の中に特殊な微生物が定着しているためこの毒素を分解して食べることが出来ます!
動物の肉食、草食、穀食、雑食、果食の各アイデンティティはアリストテレスが規定しています。肉食動物のとらがバナナを食べることはないのです。自然界の自然に生活している動物は、この自然の規定にしたがって食物を食べています。そしてエネルギッシュに生きています。太り過ぎて動きずらい動物はいないのです。
文明の発達したところに住んでいる人間は、ガン、脳卒中、糖尿病、心臓病、骨粗鬆症などの生活習慣病にかかって苦しんでいる方々がたくさんいます。自然界の動物たちにはこのような病気は見当たりません。
人間が自然の法則から離れた生活をしているからでしょう。
もっとわかりやすく言えば、ガソリン車に軽油を入れて車を走らせようとしているようなものです。
このように間違った燃料(=食物)をカラダに入れて生活しているのは、地球上の生物の中で人間だけなのです。
栄養士は「バランスよく食べましょうと、穀物、肉類、野菜、果物、、」と話していますが、人間は解剖学的には雑食動物ではないのです。
人間は、果物や野菜を食べるように作られている霊長類に属しています。
この霊長類は、果物や野菜を食べて生きています。人間とチンパンジーを解剖学的に見ると消化器官をはじめとした代謝機能はほとんど変わりがないようです。チンパンジーの食べ物は、果物が50%、野菜が40%、動物性食品は4%以下と言われています。
面白いことに旧約聖書にも、創世記の1章 29節に、
神は言われた。「私は全地の面にある、種をつけるあらゆる草と、種をつけて実がなるあらゆる木を、あなたがたに与えた。それはあなたがたの食物となる。」
と書いてあります。
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