カロリーが高いのは太る原因?
カロリーが高いのは太る原因? に関して、どうしてこのようなことになったのかも含めてお話します。
糖質は良くないというのは良くわかるけれど、
アブラのとりすぎもカロリーが増えるので良くないのでは?
ほとんどの方は、アブラは健康に良くないと思っています。
アブラをとると太るというイメージが根強いようです。
しかし、健康上は、糖質より脂質の方が健康上必要なのです。
良い脂質こそ、健康的でハイパーフォマンスな生活に必要です。
良いアブラこそが、疲れない頭脳明晰な体を作るエネルギー源なのです。
今までのダイエットでは、アブラは「太る」と思われています。
高カロリーのアブラは普通は避けるように言われていたのではないでしょうか?
しかし、カロリーの高いものを食べるから太るというのは、もはや過去の神話で、正しくありません。
ハーバード大学で調査した結果、高カロリーの脂質をたくさんとってもそれによって体重が増えることはない、つまりカロリーが太る原因ではないと分かっています。
食べ物は、カロリーで考えるのではなくて、その食べ物の「情報」で考えるべきです。
細胞に対してどのような「情報」を届けるかということが重要なのです。
甘いものを食べると、AGEが増えて炎症が発生しますという情報がその食べ物の情報となるので、そこに着目することが大切です。
炭水化物や糖分が持っている「情報」は、食べるとグルコース(ブドウ糖)に変化するということです。
炭水化物や糖分は、食べると体内ですぐにグルコースに変わり、一気にインスリンをスパークさせます。このインスリンのおかげで、グルコースが細胞に届けられエネルギーになります。しかし、細胞が受け取れるグルコースには限界があって、血液中にグルコースがまわっていく場所を探します。脂肪細胞がこのグルコースを受け取って脂肪酸に変えて体脂肪として蓄積するのです。
脂質はそれだけでは脂肪酸になりません。
まとめると
・炭水化物・砂糖
・脂質+炭水化物・砂糖
では、太りますが
・脂質だけ
では、太らない
のです。
食事バランスガイドによると
主食の量が多すぎると思います。
炭水化物・糖質のとりすぎになると思います。
実は、アメリカでは食品ピラミッドで、炭水化物・糖質のとりすぎが起こりました。
また、アブラは体に悪いという誤解は、
ミネソタ大学のアンセル・キーズ博士の
「飽和脂肪酸が心臓病を引き起こす」という
リサーチに原因があるようです。
博士は、脂質が心臓病を引き起こす原因であると主張したのです。
発表されたのは人工的に作られた「悪いアブラ」のデータだけで、
「良いアブラ」のデータは隠されていました。
実際には、「悪いアブラ」はよくないのですが、
「良いアブラ」は健康上必要なので、心臓病のリスクは減ったはずですが、
「良いアブラ」のデータは隠していました。
このことに食品業界は大喜びしました。
アブラの摂取を減らせば、減った分だけ
炭水化物、砂糖、などの糖質を中心とした食品の消費量が増えるのです。
食品業界としては、糖質まみれの食品を摂ってもらっ方が、砂糖の中毒性もあってたくさん食べてもらえます。おまけに保存性も高まり、原価も安いので利益にも貢献します。
その結果、アブラは健康に良くないということが広がってしまったのです。
これらのことはアメリカで起こったことですが、日本もこの流れに沿ってしまっています。
コンビニ、食料品売り場を見ればわかると思います。
炭水化物、糖質まみれの食品が溢れています。
そこに糖質の中毒性も加わってなかなか良くならないのが現状です。
繰り返しますが、健康でエネルギッシュに生きるのに必要な条件は、
・糖質を控える
・健康的な脂質である「良いアブラ」を摂る
の2つです。
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