見出し画像

風の時代と言われていますが?

占星学の世界では、2020年は大きな転換期であると言われています。

占いと占星学は別なのですが、占いは苦手といっている方も、別に星を見なくても昨年は世界中が大きな規模で転換期になっていたのは誰でもわかると思います。

そういったことで、世界が変わる有様に多くの人、まさに世界中の人々が関心を向けていました。

よく言われているBeforeコロ*(*に正しい文字「ナ」を入れるとAIで文章がチェックされ、監視される監視社会になっているので、あえて*を入れています)の世界は、占星学的には「土の時代」に当たるのです。

この土の時代には、人々はコツコツと高層建築を建てて摩天楼の世界が広がっていきました。大地をせっせと耕し大地は潤っていたのです。この土は、ものや経済などかたちあるものの象徴として捉えられています。

Afterコロ*の時代は、風の時代と言われています。人々がコツコツとブロックを積み上げて高層建築を建てていくことが減っていくことでしょう。土地もあまりせっせと耕さなくなるでしょう。その代わり空を見つめてどの風に乗ったら良いかを見定めていくことでしょう。このように目に見えるものの世界から、見えないものである知性などに重点がシフトするのです。

これからは、コツコツと高層ビルを努力して建てるよりも、上昇気流を見極めてそれに乗っていく、コツコツと目に見えるものを追い求めるのではなく、風に乗って一気に登っていく時代です。

これからの時代は、大地や目の前に見えることに意識をおくのではなく、空を見上げて風を感じで、時代の流れを汲み取っていくことに関心が向けられる時代に入っていきます。そして、知性・思考・情報に意識が向いていき、土の時代の物質の学びを終えて、楽しいこと・嬉しいこと・美しいことを見つけるセンスや感受性とそれらを育てていく知性が重要視されるのです。

これからの風の時代には、閃き、美的感覚、感性、知性を高度に発展させて新しいものを生み出すパワーが重要となっていく時代です。

今までの土の時代は、土すなわち目に見える物質や上を目指すこと増やすことを目的として人々はエネルギを注いでいたのですが、これからはそれらの価値は薄れて、より本質的なものに人々の意識が向かっていくことになるのです。見えない世界である本当に大事なものに向けて!

約200〜240年ごとに時代を支えるエレメント、すなわち、火、土、風、水の4つのエレメントが順番に変わっていくといわれています。まさに2020年は、この火から風に変わる節目であったのです。

歴史を大きく振り返ってみると。400万年以上前に人類が生まれ、農耕へシフトし人々は食糧難や飢餓から多く解放されました。その後、何年も経て世界は変化していったのですが、今の風の時代の前である土の時代は、18世紀後半の産業革命から始まりました。その時代に、人々は今までより物質的に豊かになって資本家が生まれ、経済が支配する世界へと移っていきました。次に2000年代に情報革命が始まり、今回のコロ*で人類はさらに大幅な変更を強いられているようです。

現在、人々は、働き方が変わり、働き場所にこだわらなくても良いようになってきています。どのように稼ぐか、どこで働くか、誰と働くかも自由に選べる時代になってきています。それらを支えているのは主にロボットたちで、決まった仕事はロボットがこなしてくれるので、人々は以前のようにがむしゃらに働かなくてもよくなっていく時代になっているのです。さらにAIの進化で様々な仕事が変化していくことになります。人類がただ単に働くことから解放されていくのです。今までと同じように働くことで生きがいを感じてきた人々は、これからの時代に求められる人間的に高度なより新しいものを生み出す力を育て、各自の意識もこの新しい時代に合わせて変化することが求められているのです。そのことに早く気づく必要があるのでしょう。

例えば、土の時代は、物を作ることや増やすこと、また儲けることに価値がおかれていた時代です。その結果、食物をたくさん効率よく栽培することは良いことだということで、多くの添加物や農薬が使われてくるようになってしまいました。この流れはなかなか止められませんでした。その結果、添加物や農薬が体の処理できる限界を超えてしまって、体内に毒素がたまりすぎて、それが病気の引き金になってしまうのです。

一方、自然のほとんど加工していないで、しかも農薬や添加物を使わない食物はとても美味しいということに少しづつ気づく人がでてきました。添加物紛れの食品は味がおかしいと思って食べられなくなる人もいますし、アレルギー反応が出てきて、これはおかしいと体が反応してしまう人もいます。

これからの風の時代は、例えば、この食物の本当の味がわかる感性や知性が重要視されてくる時代になるのでしょう。

この時代の変化にはやく人々が気づいて、新しい価値観にシフトしていかないといけないのですが、なかなかシフトができないのです。自然の摂理で、コロ*が人々に気付きを促しているのだと考えるのは私だけでしょうか。

確かに、このコロ*は、私たちの生活を大きく変えてきました。

在宅勤務、時差出勤、ソーシャルディスタンス、ZOOM会議、副業の許可、複業の推進、クラウドソーシング、クラウドファンディング、三密を避ける、部屋の空気を入れ替えて風通しをよくしよう、・・・・など多くの変化が起きています。

今までに世界は、どのような状況だったのでしょうか? 会社組織への依存、人々のつながりはメリット重視の考えで、仕事ということで断れない関係、無駄な接待、接待しないとやっていけない会社の構造、気持ちやフィーリングを無視した儲けるためなら許される関係、などあげたらきりがないです。

これらのことを、今よく聞く言葉である「デジタルディスタンス」は、壊そうとしているのでしょうか? できればこの言葉をきっかけにして個人ひとりひとりが持っているスタンスを重視する世界が広がってくることを期待したいです。

これからは、個人ひとりひとりがそれぞれ持っている波長、波動で繋がる世界に進化していくことになるでしょう。今までの土の時代は、お金や地位、見えるものを媒体として人々が繋がっていました。これからの風の時代は、感性、知性、目に見えない価値によって人々が繋がっていく時代になるのです。

昨年、コロ*の影響で、家にいて片ずけに専念した方も多かったようです。「持つことへの執着」を捨てることで、新しい風通しの良い生活を求めて、新しい風の時代を生きるための準備をしていたのでしょう。

着々と少しずつ世界は良い方向に変わっていくことを期待したいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?