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1ヶ月後の自分へ。世界的課題にみんなで取り組むために、私は英語を勉強する

明日から1ヶ月間の語学留学が始まります。

何事も、自分なりの目的を持つことが大事。
「短期留学は英語力伸びないから意味ない」など色々と言われることもあるし、そんな体験談もたくさん見てきた。
この1ヶ月という期間をより充実したものにすべく、改めてこのタイミングで、今の自分の現状と、自分なりの目的、目標を整理しておきたいと思います。

当初の目的は「自信を持って英語を話せるようになること」

私が留学に行こうと決め、今日に至るまでの流れは以下の通り。
8月 留学をしたいと考え始める
9月 問い合わせをしてみる
10月 行くと決める、航空券を予約する
11月 出発

出向後のことも現実味を帯びて考え始めた頃に、仕事の中で英語を使う場面が重なり、「今行かないと後悔する気がする」という直感で決めた気がする。

私の意思決定スタイルは、直感で決まってる→ロジックを組み合理化して言語化する→最終決定する、という流れなのだけど、今回はちょうど仕事のピークが被っていたこともあり、なかなか言語化が手薄なまま、今日という日を迎えてしまった。
とはいえ、留学先を決める過程で面接もあり、なぜ留学をするのか、という理由づけはしていた。

その理由は、「自信を持って英語を話せるようになりたいから」だった。

英語は「話せない」んではなく、「話さない」だけ。よく聞く話だし、私自身もそうだと思う。
なぜ話さないかというと、自信がないから。
社会人になってから英語を使う機会が減る一方、周りの友達は海外駐在や外資系勤務など英語で仕事をしている人が増えた。
自分の実力と、周りの英語力にどんどんと差が大きくなることを感じ、徐々に私の自信は低下し、「話さない」「話したくない」と思うようになった。

だから、自信を持って英語を話せるようになりたい。そう思っていた。

ただやっぱり、なんだかもう一段掘り下げたい気持ちもあった。
「自信がない」のは分かった。
で、1ヶ月過ぎた時に、どういう状態になっていたいの?自信を持つって具体的に何?
そもそも、みんな「自信持って」英語話してる人とかいるの?自信とか必要?
どうすれば自信がつくの?その道筋がまだ見えてなくない?
今の動機で、本当に良い1ヶ月間過ごせるの?
みたいな右斜め上の方から詰めてくる脳内とみさんを振り払いながら、なんとか11月を迎えた。

英語を話す自分の残像を手に入れる

出向を終え、飛行機に乗り込み、トランジットの地について、やっと出向モードから留学モードに切り替わった。
改めて自分自身の気持ちを整理している中で、新たな自分に気づいた。

私は、「自分が英語を話している姿」を想像できないのだ。
ちょっと想像してみたけど、なんだかむず痒い。想像するだけで恥ずかしい。
自分でも意外で、びっくりした。こりゃ、重症だわ。

成功のイメージを持つことは、成功の必要条件だと思っている。

今回の留学の意義は、「自分が英語を話している姿」を脳内に刻み込むことが大切な目的な気がする。
それがきっと、これからの私にとって、拠り所となる気がする。

「やり切ることができた」という自信を持つ

右斜め上とみさんが「自信って必要?何に自信を持つの?」って聞いてるので、「自信を持つ」ということについても、改めて具体化していきたい。

自信とは、「自分を信じる」ということであるのだけども、自分のどの側面を信じることができると良いんだろうか。

例えば英語力。自分の英語力を信じることができるようになるには、どれぐらいの時間や経験が必要だろう。
転国した友人は、自分のことを純ジャパの中では英語ができると言っていて、その自信持てるのすごいなと素直に思った。
他方で、彼が今までどんな経験をしてきているかは見てきたからこそ、「自信を持つ」というレベルの高さは強く感じる。

出向期間を終え、晴れ晴れとした気持ちである私は、色々と自信がついたのだと思う。
いろんな自信があるが、大きなところは、「自分は物事をやり切ることができる」ということに対する自信だ。
その自信を持てたのがなぜかと考えてみると、それは「毎日を100%でやり切った」から。

受験期にイチローの言葉で「常に自分にとっての100%を出そう」というような言葉に出会った。
人それぞれ100%は違うし、自分の中でも調子が悪い日の100%と、良い日の100%だと、できることは違う。
でも、どういう状態でも、その日の自分にとっての100%を出し続ける。
そういう意味だと理解して、私の人生においても大切にしてきた。

出向中経産省の日々は、まさにそうだった。
正直、ちょっと辛かった日もある。そういう日も、自分基準で常に100%を出し続けてきた。
だからこそ、これ以上はもうできなかったと思えるぐらいに、過去の自分に対して自信を持っている。

いま私にとって、その自信があると良い。
1ヶ月間、ひたすら英語学習に向き合い、常に100%を出し切って、思いっきり勉強したぞ!という自信。
それがきっと、これからの私を勇気づけてくれる。


「英語学習」の先にある、目的を見つけた

もう一つ大事なことがある。
そもそもの、英語習得の目的についてだ。

いつから自信を無くしたんだろうと過去を振り返ってみると、「英語を話していた」思い出がないことに気づいた。
タイの学生たちを観光地に連れていったり、一人旅中にカウチサーフィンしたり、ホステルで仲良くなった人と一緒に観光したり、隣に座った人と折り紙を折って遊んだり。そういう思い出はたくさんある。
その時、私が英語を話していたのかはもはや覚えていない。

あの頃の私にとって、英語はただの手段であり、「国際交流」が目的だった。
色んな国の人たちと話して、相手の文化を知り、日本を知ってもらい、全世界に友達を作ること。それが目的だった。

そういえば、学生時代にはセネガルにも1ヶ月住んでいた。
英語もフランス語も全く話せない家族の家に、1ヶ月暮らした。
なんだか毎日笑っていたし、現地の家族と仲良くなれた思い出がある。とりあえず笑って、一緒に踊ってた気がする。

言葉を理由に、何かを諦めたことなんてなかった。

社会人になって、仕事で海外の方と交流する機会もなく、旅行をするにも友達や家族と一緒の時に敢えて現地で友達を作ろうとすることもなかった。
旅行するだけなら必要最低限の英語力で十分。
この世の中は本当に便利になった。英語を話せなくたって、旅行はできた。「交流する」という目的でなければ。

久しぶりに見知らぬ地に一人旅にやってきた。
英語はほとんど聞こえてこない。中国語や韓国語、アジアの言葉たちが聞こえてくる。
でも、全然何を話してるのか分からない。メニューも読めない。
みんなが何を話してるのか知りたい。この人たちと話してみたい。
「もっと色んな言語、勉強したいな」って思いがふと湧いてきた。

社会人になってから、オンライン英会話を毎朝やっていた時期もあった。
英会話スクールに入ろうとしたこともあった。
でも、なんだか気が進まなかった。
言語学習を目的にしてしまって、それが自分にはしっくりと来ていなかったのだと思う。

そんな中、出向中に海外の方々と一緒に仕事をさせてもらったり、いろんなスタートアップの人たちの取り組む課題を知ったりして、「目的」が見つかった。

いろんな世界の人たちと連携しながら、世界的な課題を解決していきたい。

そんな未来に、ワクワクした。英語ができるだけで、その可能性が一気に広がる。
だから今は本気で、英語を勉強したいって思える。

大学時代も「国際交流」が目的だったように思っていたけど、違ったな。
そもそも、私の夢は「世界平和」だったわ。

言い訳なんてしたくない。何も諦めない。全ては目的のために。

語学学習の目的は、世界規模の課題を解決したいという気持ち。
そのために必要なものは、自分は英語を話せないというイメージを払拭すること。
「自分は英語を話せるんだ」というイメージを持つこと。

そのために、英語を使う、使う、使う、怖がらずに使う。使い続ける。
自分の中で後悔がないように100%の力でやりきる。
短期集中でマイナスな気持ちをゼロにして、まずはスタートラインに立つ。

いろんな人たちと交流する。友達を作ることを目的にする。いろんな国の人たちと話すことの面白さを思い出そう。
一人でこじんまりと勉強し続けるんでもなく、仲間を作る。

いや〜ハードル高いな。きっと殻を破らなきゃな。いや〜〜〜〜〜〜がんばろ。
やるぞ、楽しむぞ、やり切るぞ、えいえいおう!

いつもありがとうございます。いただいたご支援は大切に次につなげていきます。これからも誰もがぽかぽかした日々を過ごせますように。