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殺虫剤の気を付けて欲しい話

ども、俺です。
今日は音楽が一つも関係無い話なので、素敵なBGMでごまかしつつお話させて頂きたいと思います。
↓バディ・リッチ大先生の曲をサンプリングしたとても気持ちのいい曲でござんす。


あれは何年か前の週末のお話。
その日は割と重めの残業を終え、週末という事もあり疲労感とか達成感とか色んなものが入り混じってちょっとばかし気分良く帰路についていたのです。

で、家に着いてウチのマンションの外階段を登っていた時ですよ。自分の部屋まであと十歩くらいの所に、アイツがいたんですよ。黒いアイツ。

そう、コックローチですわ。

気付いてしまってからしばらく私とコックローチの睨み合い(イメージ)が続く。自分より高い位置にいる奴相手だとどうしても不利になるという事を私はスーファミのタクティクスオウガというゲームで学んでいたからね。にしても奴さんはちっとも動かない。そのまま追えない所にサッと行ってくれればまだ良かった。諦めがつくから。

残業して疲れて、でもちょっとそこに心地良さも感じたりもしてて、ちょいとばかしいい気分で帰ってきた俺を迎えるのがなんでコックローチなんだよ!と思ったらふつふつと怒りが湧いてきました。でもいくら相手がコックローチと言えどそのまま踏みつぶすのは気が引けて、どうしようかと悩んだ挙句近所のコンビニに行って殺虫剤を買ってとどめを刺す事にしました。それで現場に戻った時にもう奴さんがいなかったら諦める事にしようそうしよう!と心に固く誓い、買ったばかりの殺虫剤を手に階段を登ったらまだ、まだ!同じ所に居やがるんですよ、奴さんが。

当然思いましたよ、なんでまだ同じトコいるんだよ、どっか行ってろや!って。しかしこれ以上立ちふさがるんであれば遠慮は無用。北斗の拳で言ったらラオウの北斗剛掌波のイメージで殺虫剤を放ちましたよ、ぶしゅーとね。したらばね、そんな時に向かい風が吹いてきて私の剛掌波が奴さんに届く前に流されてしまって、結局それなりに接近しないとどうにもならなくなり、殺虫剤を持ってる割に気分的にはちょっと不利な戦いをさせられてるみたいなそんな一戦を経験した事があったんです。

でその激闘の後にふと気付いたんです。何故か口からよだれがだばーっと垂れている。よだれが出ちゃったの感じじゃなくて、止まらずによだれが垂れ続けてるんですよ。なにこれ!?どういう事?って思ったんですけど、先の激闘中の向かい風で殺虫剤を吸い込んでたみたいで(激闘中はアドレナリン的なもんが出てたのか全然気づいてなかった)、それでよだれが垂れ続けていたんですね。家に入ってから何度も口をゆすいで事なきを得ましたけど、そうか虫って殺虫剤でこういう風に死ぬんだなと別に知らなくても全然いい気付きを得た夜のお話でした。皆さんも殺虫剤を使う際には風の流れとか位置取りとかホントに気を付けてね。

ではまた!

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