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ごどう寄席。そして話者話者。

ども、俺です。何かとお世話になっている素敵プレイス、下北沢SOY-POY。をきっかけに何かと縁のあるごどうさんとぬらぬらさんという二人の芸人さんのそれぞれの主催イベントが6月の前半に立て続けにあったのでどちらにも行ってきたよっていう話。


ちなみに今日もBGM選んでおいたからね、これを聴きながら読んでくれたまへ。


さぁ、まずは6/3のごどう寄席を振り返りたく。
会場は座・高円寺2という所。初めて行きましたけど、外観も中もよくある区の多目的ホールという感じではなく、道に迷って偶然たどり着いた神社みたいな、ちょっと不思議な空気感というか、そんなものを勝手に感じておりました。

出演者の方がごどうさんを始めとした芸人さんに詩人さんダンサーさん、一般公募やら映像チームやらも含めて総勢20名超だったかな?その人数で(みんなずっと舞台上にいる訳じゃないけどさ)即興でコントをやったりするんですけど…、即興っていうだけあって演者サイドとしては思惑が上手くいったりいかなかったりとかあったのかもしれないけれども、観てるこちらとしては即興でやってるとは思えないような展開の仕方というか、すごく安心して観てられる感じ(偉そうな言い方だな)というか、この安心感/安定感こそがスキルなんだろうなーなんて思って。その場でゼロからババッと一つの物語を作り上げていく姿に刺激を受けました。

一応、音楽をやってる人間からしたら、楽器があれば何かしら出来るけどさ…みたいな気持ちあるんですよ。でもお笑いの世界の人ってそこで体一つでバキッとやれちゃうわけで。そこに憧れというか羨ましさみたいのありますよね。すげぇなって、純粋に思いますもの。

ちょっと話は逸れましたが、この日の即興ミュージカルが個人的にとても良かったですね。ミュージカルというよりミュージカル的何かっつー感じなんですけど、その「的何か」に至るちょっとしたズレみたいなものがとてもいいなぁと思った所存です。


さてそろそろ音楽終わっただろうから次のBGMはこれだよ↓


さて、お次は6/14のぬらぬらさんの単独ライブ話者話者です。
こちらの会場は中野のなかの芸能小劇場。ここは以前に行った事があって、駅から近くてキレイでいいトコだなっていう。
こちらは舞台に立つのはぬらぬらさんとマイクだけ。シンプルイズベストというかレスイズモアというか、↑のごどう寄席同様舞台に最小限の物しか無い方が想像力を刺激されていいのかも新米。

さてさて。ぬらぬらさんってね、なんかこう…自分の中のイメージの話なんですけども、恐らく皆の中にあると思うんだけど「今はまだまだだとしても、俺はこれでやってくしかねぇんだ!」的な、そういう青さを帯びた熱っ気を持ってると思うんですよ。いや、ちゃんとした漫談の人なんですけど。未熟だなんだって話じゃなくて、あくまでも熱っ気の話ですよ。例えば転職した最初の一週間くらいの時の気持ちとかさ、何か新しい事を始めた時とかの不安と希望が入り混じったような気持ちってあるじゃないですか。ああいう時特有の熱みたいなものを感じるんですよね。そりゃあ頑張ってる芸人さんなんて波の数ほどいるでしょうけど、毎度毎度ライブだなんだを観に行けてる訳ではないけど、それでもなんだかこの人には頑張って欲しいなと思う訳ですよ。見ていていつかの自分とリンクするようなものを感じる人っていうか。
…と思ってたんです、今までは。でも今回の単独ライブを観てその熱っ気の正体がなんだか分かった気がして。あくまで個人の感想ではあるけど、覚悟の量が段違いなんじゃないかと思って。そういう気迫に痺れてしまったというか、おいそれと「面白かったです」で済ませてはいけない何かを感じてしまったというか。ノーフューチャー上等で命を賭けて喋るぬらぬらさんの姿を観ててやっぱプロは違うなみたいな感覚があって。要するにカッコよかったです、すごく。直接的な意味ではないけど一つの目標であるなぁと。

トータルで10本の漫談をやられてたんですが、宇宙人の漫談がすごく良かったです。ああいうの好物です。すごく体にダメージを受けそうなスタイルではあるけど、この人にはいつまでも叫び続けて欲しいなって思いましたよ。


6月に入って2発、こう刺激を受けると俺もやってやる!って思いますよね。さすがに。頑張る、俺。

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