君の話が伝わらない理由は、

当コラムは『堀江貴文のブログでは言えない話』で連載している内容を週遅れで転載しています

まさかの200回目を迎えた当コラム、ネタもだいぶ擦れている部分もあったりするので、今週は少し趣向を変えて最近アシスタントにアドバイスをして改善されたことを共有してみたいと思います。
先日アシスタントから「話がうまくなるにはどうすればいいか?」的な相談を受けました。そこで自分が伝えたのは「人と話すときには“主語”を意識したほうがいいよ」ってことでした。

普段、日常でしている会話って、なんの気なしに意識をせずに話しますよね。だって、それでも相手には通じるから。そこに主語がなくてもなんとなく雰囲気で通じてしまうのがリアルの会話なのです。だからみんな主語を省略したり忘れてしまったりするのですね。

でも「会話が通じるのなら、それでいいんじゃない?」と思う人もいると思います。確かに、相手と面と向かって話せる空間だったりするのであれば、主語がなくてもある程度は問題ないのです。
でも、それがZoom会議だったり電話だったり、テキストだったりになった瞬間、途端に話が伝わらなくなるという現象が発生します。よくZoom会議だと意思疎通がしにくくて苦手という人がいるのですが、それは普段の会話の延長で話しているからなんじゃないかと思うのです。

これはなぜなのか? と考えると、リアルと違って「相手との共通しているオブジェクト」がないからというのが一番の理由ではないかと思ったりしています。

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