タダ乗りの極意

当コラムは『堀江貴文のブログでは言えない話』で連載している内容を週遅れで転載しています

 強いものがより強くなる世の中になりつつある昨今。無名の人が何かをやってもなかなか日の目を浴びることがなく、キャラ立ちした人がよりうまくいきやすい傾向はありますよね。
 これ、なぜかというと、多くの人たちは「何を言っているか」ではなく「誰が言っているのか」で判断しているからだと思うのですね。インフルエンサーや権力のある人が白と言えば、本当は黒が正解でも白が正解だと思い込む人はたくさんいたりするものです。まさに、寓話の「裸の王様」を見る人々ですね。
 自分はそういう考え方はあまり好きではありません。コンテンツなどを見たときに“誰が手掛けたのか?”ではなく、“その内容が本当に良いか?”で勝負がしたい。でも自分の好き嫌いとは関係なく、無名の人の話なんてなかなか聞いてくれないのが現実です。
 だから無名のうちは一人でなんとかしようとするのではなく、名前のある会社やら人物やらコンテンツにうまく乗っかってしまったほうが生存戦略としては正しいんじゃないかなと思っていたりしま
す。


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