相手の望みを叶えると自分の欲しいものを手に入れやすくなる法則

当コラムは『堀江貴文のブログでは言えない話』で連載している内容を週遅れで転載しています

 仕事欲しさに事業をやっている人に「なんか仕事ください」と人に頼んで、嫌な顔をされたことはありませんか? 冗談で言い合える関係ならまだしも、本気で言ってしまうと、聞いた相手はあまりいい気持ちはしないかもしれません。

 理由は単純、「仕事ください=お金ください」と言っているようなものだから。悪い言い方をすると、子どもが「お手伝いするからお小遣いちょうだい」と言うのと変わらないのですね。
 よくよく聞くと「なんか稼働したらお金もらえるんでしょ?」くらいの感覚なことが多いのですが、それってバイト感覚が抜けていない方の発言だったりします。
 なかには「何でも手伝うので教えてください」とまで言う人がいるのですが、言われた相手からするとバイト代を支払ったうえに仕事も教えるとか地獄でしかないですよね……。

 かく言う自分も昔はそんな言葉を発している小僧でした。そして、そうやって伝えている限りは、仕事をもらえないという状態だったりしたわけです。

 何が問題かというと、これは自分の欲望をそのまま口にしていることなのですね。自分が何ができるかも分からない相手からすれば、相手から何かを奪おうとしているだけに聞こえてしまうのです。
 でも、逆に考えれば、相手から奪わないように聞こえなければ良かったりもするので、相手が興味を持つような伝え方に変えていけばいいんじゃないかと……。

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