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"自然に売れる商品”をつくる!のんさん流『ヒットの公式』

今回からは短期連載で、私が体験した「ヒットの公式」をお伝えしていきます。この「ヒットの公式」は、私が22年間の老舗出版社勤務時代に身に着けた、"自然に売れる商品”づくりのノウハウです。

出版社を辞めるまでは、「普通よりちょっとデキる編集者」と自分のことを思っていましたが、よくよく考えると、最高のヒット作は30万部超。3万部を超えるムック・書籍も多数手がけていて、売れる商品づくりのフレームを持っていたことに気づいたんです。

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編集脳アカデミーの藤岡信代です。
電子書籍出版サポートとコンテンツビジネスのコンサルティングを行っています。

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自分の思考回路をあらためて紐解いてみると、私が手掛けたヒット作には3つの共通点があることがわかりました。

それが、これからお伝えする、のんさん流『ヒットの公式』です。

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■のんさん流『ヒットの公式』の3つの鍵

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私が“自然に売れる商品”を生み出せたのは、次の3つの要素をかけ合わせた時でした。

1. 欲しい!
2. マイナス要素
3. 決め手3つ

中でも最重要は、1つめの鍵「欲しい!」です。

なぜならば、この「欲しい!」が明確にイメージできたら、第2、第3の鍵は自然に手に入るからです。

「欲しい!」という言葉から、あなたは何を想像しましたか?

「欲しい!」で考えるべきことは、文字どおり、「欲しい!」と言ってくれる人のことです。言い換えれば、本屋さんにその本を「探しに来る」人、です。

言葉としてちょっと座りが悪い(センスが悪い?)のですが、この言葉は、ヒット企画を思いついた時に、自然に口をついて出た言葉、

「これって、欲しい人が絶対にいるよね!」

から使うことにしました。

思わず出た言葉にこそ、真実があると思うんです。
この言葉を口にしている時、私は明確に、「欲しい!」と目を輝かせている人を思い浮かべていました。

商品・サービスをつくるとき、「欲しい!」と言ってくださる方の顔が
浮かんでいますか?

もちろん!という声が聞こえてきそう(笑)。
そりゃそうですよね、商品・サービスをつくるときに、「欲しい!」と言ってもらえることを目標にしない人はいないと思います。

でも……。

実際には「売れない」ことも多いですよね。
では、売れると売れないの違いは、どこから生まれるのでしょうか?


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■売れない企画を生む「言葉」とは?

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誰もが「売れる!」と自信を持って、商品・サービスを作っていると思います。私自身も、もちろんそうでした。
毎回、書籍・ムックを作るたびに、「売れる!」と思っていました。

でも、あるとき、気づいてしまったのです。

「欲しい!」と言ってもらえる、と考えていた企画が、実は、別の言葉で考えていたことに。

そして、その言葉の違いこそが、「売れる」か「売れない」かを分ける最大のポイントだったのです。


その「売れない企画まっしぐら!」の言葉とは……。

ズバリ!「必要だから」です。

・この知識は必要だから、欲しい人がいます。
・このノウハウは必要だから、売れます。

もしそんなふうに思考していたら、この企画は、売れない可能性大!なのです。

ちょっと長くなってしまったので、今回は、このへんで。

「必要なものは、売れるんじゃないの?!」と思った方のために、次回は、売れなかった失敗体験から解説しようと思います。


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