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水澄む草青む

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空から降り注ぐ雨水が、何十年もかけて森の奥の清らかな泉の一滴となるように。我が身を生きることを通して言葉を綴る5人の書き手によるちいさなWebマガジン。
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#とは

ライターとしての目標はなんですか?

#ドーナツトーク は、誰かが出したお題についてのバトンリレー式の連載。書き終えたら次の人を指名し、最後はお題発案者が〆めます。 思えば、私の世界はいつも狭く、浅い。 音楽ライターをやっていたとき、興味があったのは、世の中的にはほとんど知られていないインディーズバンドだった。無事にメジャーデビューが決まると、私の役目は終わったような気持ちになって送り出し、勝手にひと区切りつけて、新たなインディーズバンドを発掘する。ライブハウスよりも広いところへ出たいとも、出ようとも思わなか

ライターとしての目標はなんですか?

#ドーナツトーク は、誰かが出したお題についてバトンリレー式の連載。書き終えたら次の人を指名し、最後はお題発案者が〆めます。 「書くことで目指す目標みたいなものがあるんですか?」 さて、自分の番が回ってきてしまいました。書くことで目指す目標というのは、つまり、書くという行為の先にある、自分が掴み取りたいもの、ということですよね。 うーん、と考えてすぐに思い浮かんだのは、学生時代の先輩のことばでした。 そのことばは、心の一番手前に、常にある。 私は音楽大学に通っていた

ライターとしての目標はなんですか?

#ドーナツトーク は、誰かが出したお題についてバトンリレー式の連載。書き終えたら次の人を指名し、最後はお題発案者が〆めます。 拓海くんの問い 先日、宮本拓海くんというライターさんが岩手から訪ねてきてくれました。 もともと、拓海くんとの出会ったのは、徳島・神山町。当時の彼は、宿泊したWEEK神山のスタッフさんでした。その後、地元の岩手・奥州市に戻り、ライターとして書くようになりました。京都にもご縁があり、ときどき訪ねてきてくれます。 会うといつも「ライターの仕事」について