言葉をめぐる世界で本質を見つめる
私は今、生後1ヶ月の小さな命とともに暮らしている。
当然のごとく、彼はまだ、言葉を持っていない。
何かを伝えたいとき、彼はただ、泣く。
手足をバタバタさせて、顔をしわくちゃにして。
ただ、全力で。
母である私は、彼のメッセージを受け取り、
自分なりに解釈して、行動する。
そこに言葉は存在しないけれど、通じ会えたとき、
確かな安心感が生まれる。
もちろん、通じないこともあって。
そんなときはお互い、なんとも言えず悲しい気持ちになる。
そしてもう一度、言葉にならない言葉を伝え