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肝臓がん

肝臓がんとは肝臓に出来た悪性腫瘍のこと、もしくは悪性腫瘍が存在していることを言います。肝臓がんには肝臓で発生した「原発性肝がん」と、他臓器か転移をしてきた「転移性肝がん」の2つがあります。肝臓は肝動脈と門脈から大量の血液が運ばれてきます。がんは血流で運ばれることもあり、他の消化器とのつながりが深い肝臓には他の臓器のがんが転移しやすいのです。

肝臓がんは初期症状も少なく、発見したときはすでに末期まで進行しているなど非常に厳しい状態で発見されることが少なくありません。さらに肝臓がんの場合、同時に肝硬変の状態であることも多く、肝硬変の症状も同時に併発していることがあります。しかし肝硬変の症状(特に黄疸や腹水など)が表に出ている場合は、すでに末期状態まで進行している可能性が高いのもまた事実です。

肝臓がんの治療は外科的療法と内科的療法の両方があります。がん腫瘍の大きさや進行度合い、現状の症状などそのときの状態によって様々な治療法が選択されます。外科的療法では部分摘出手術と肝移植があり、部分的に切除する方法と全体を移植する方法です。内科的療法は抗がん剤の他にも、肝動脈塞栓療法、エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、放射線療法などが挙げられます。

最近では医師の診断の元、病状から治療方針、治療期間、術後の見通しなど十分な説明を受けた上で、患者自身で治療法を選択する時代へと変わりつつあります。
自分の体のこと、家族のこと、周りの状況など様々な要因も踏まえて慎重に選択する必要があるでしょう。

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