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伝記絵本とオードリーレップバーン

我が家には今の子どもが喜ぶようなたいした娯楽がない
流行りのDSとやらもなければiPadもどこかで埃を被っている
特に教育感からあえての環境ではない。できることなら、やれプログラミングだの英語だの流行りの習い事でこれからの世界を切り拓く頭脳や手段を身につけてもらえたらとさえ思っている
ただ親が面倒&宝塚のコンテンツさえあれば娘は時間を潰せるオタクなのだ。なんともドメスティックな世界しか知らない娘である
幸い、私の仕事を見ているからか、本を読むのは大好きのようで、本だけはたくさんある家になっている
宝塚に触れているとなんとも不思議に漢字もいろいろ読めちゃうのだ、「恋人」「王家」「宮殿」「政略結婚」etc..はい、偏りはあります

そんな6歳娘が最近読み出した伝記絵本。
さながら漫画のような今風の可愛いイラストで、 時代、国を問わずギュギュッと偉人?を集めた感じの、絵本からワンステップ進むのにちょうど良い具合に編集されている
一緒に読むのも、また楽しい、
ふむふむ、ほーこんな人も!へぇーすごい!
いちいち声をあげて読む私はうるさかろう
そして「オードリーヘップバーン」の章も
苦労した少女時代、バレエから女優への転身、ソーシャルな活動家としての側面が凝縮して描かれていて彼女が何をした人なのかは伝わる、、
が!!!
違う!!!やっぱりだめだ!こんなんじゃオードリーの凄さは伝わらんのよ、
娘よちょいと待たれよ、と私は宝物のオードリーの写真集を引っ張り出し混々と彼女について補足を加えた。
いや違う!映画を観せなくてはいかん。
やはりローマか?!

母の慌てぶりをよそに娘、ポカン
ページは既に次のナイチンゲールに移っている

などと、そんな顛末を夜主人話したら、
伝記絵本とは、あくまで、人生をどう切り拓き
人々に貢献したかを伝えるものなのだから
女優の彼女の凄さ美しさは別に知らなくてもいいのでは
と、一蹴された
ちなに彼は理系の芸術音痴さんである

そうですな、そうですが。
あの内面から湧き立つ美しさには、そういう心の美しさが溢れているからこそなんだと思うんだが

いつかオードリーの魅力を伝えてあげたいな。
この映画もこの映画も
いつか、いつか、とそんな風に思っているときっとあっという間に時間は過ぎて娘は巣立っていくのでしょう

Well, life isn’t always what one likes…

ままならないのが人生
まさにそうですね、グレゴリーペックさん。

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