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写真における打率って何だと思いますか?【小部屋073】

*写真における考え方はそれぞれの人次第だと思いますので、一つの考え方として読んでいただければと思います。

「自分で撮った写真 ÷ 撮影した写真総数 = 打率」

ん?どういうこと?
な感じだと思うので、先日ポートレート講座を受けた際の写真をご覧いただきましょう。

ちなみに、僕の打率がどれくらいかも予想して見てください。
全部で6枚です。

①↑ねこになりたい

②↑文字の影っていいですね

③↑ホラーっぽい雰囲気

④↑力強い感じ

⑤↑ちと照れます

⑥↑指を置くポーズって王道な感じ

さてさて、では打率に戻りましょう。

ちなみにこの6枚の写真、全部僕が撮りました。

ってことは、打率10割?

いえいえ、そんなことはありません。


この6枚のうち、①と⑥は自分でポージングを指定して狙って撮れました。

とすると、2/6なので3割3分3厘?

いえいえ、それも違います。


ということで答え。

0割です。


これらの写真、全部撮らされてる(撮らせてもらっている)写真だからなんです。
自分で撮ったと言える写真はゼロ。


カメラに撮らされている写真。
(結構いいカメラを使っているので、数打てば何割か当たったりします)

モデルさんに撮らされている写真。
(自分で撮った様で、モデルさんに導かれて撮っていたり)

先生のセッティングに撮らされている写真。
(光の調整、全部お膳立てしてもらってます)

思い描いていたのとは違うけど、いいなと思える写真。
(沢山撮っていると、こういう写真がいっぱい出てきます)

6枚の写真はいずれかが該当します。
自分の力で、自分がこう撮ろうと思ってその通りに撮れた写真はゼロなんです。


ふたり目のさゆきが生まれてからどっぷり写真の世界にハマってきていて。
結構レアなパターンで、ふたり目になって写真を撮る量がめちゃくちゃ増えました。

撮れば撮るほど楽しいし、自分で言うのも何ですがすごくいいなと思える写真も沢山あります。
こんな感じで写真を始めると勘違いしちゃうんですよね。
自分の腕がメキメキ上達したって。


そんな時に、ガツンと頭を殴ってくれたとある先生の言葉。


撮らされた写真は自分で撮った写真とは言えない
自分で思い描いた通りに撮れた写真が自分で撮った写真


6枚の写真は僕がシャッターを押した写真ではありますが、僕が撮った写真ではありません。

でも、こういう写真が撮れるようになりたい。


日々子供を撮る中で、自分が撮ったと言える写真はまだまだ少ないです。
とにかく、あれこれ考えずにいろんな場面でシャッターを押しまくってます。
なので、打率にすると0割台のとんでもない数値になるはず(笑)

ですが子供のかけがえのない時間は立ち止まって待ってはくれません。
だからかなり無茶して今使っているカメラを購入しました。
なのでこれからもガンガンシャッターを押します。

自分の打率は低い状態が続くでしょう。

それでもかけがえのないものとして写真が残ってくれるのであれば、自分の写真じゃないとしても今はなりふり構わず撮っていくしかないですね。
他力の打率をプラスして記憶に残る写真の打率が上がればそれはそれで万々歳ですから。


でもです。
やっぱり写真を撮るのが上手くなりたいんですよ。

だからすこーしずつすこーしずつ、自分の撮ったと言える写真も生み出しつつ日々子供の写真を撮り続けて行こうと思ってます。


野球の世界でいくとショボショボな成績ですけど、1割半ばでたまーにホームラン打てる選手。

そうなれるよう、打率も意識しつつ日々写真撮影していきたいと思っています。


なお、技術云々はその打率が上がってきて初めて加味していくものらしい。
(技術的なことはまだ全然わかってません)

いやぁ、写真の世界って何とも奥が深い!!

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