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見えるのに触読やっていく(般若心経)

 はじめましての人も、
 前から知ってる方も、
 ごきげんよう。

 偏光です。

 3月にあった点字話ですが、
 今回はなんと。

(文字数:約900文字+写真2枚)


 御詠歌を教えて下さる御住職から、
 こんなん頂きましたですよ。

なんじゃとて
弘法大師のお姿。マジか。頭が下がるわ。
2024年現在は点図制作用のソフトが出来ていて、
ここまでの詳細な図はかえって誰も作れない(作らない)。


 昭和56年、だからえーっと、
 1981年に作成された、
 般若心経の点字版。

 惜しむらくは、
 40年以上の歳月が流れると、
 点字がところどころ取れたり埋もれたり、
 そもそも点字の文法が、
 現在とは変わっていたり、

 般若心経の読み方すら、
 濁音とか小さな「つ」の音とかが、
 ちょいちょい違っていたりする。

 「また作り直してみたらどうですか」
 と御住職はあくまでも笑顔だけれども、

 「使う人がいるならやりますけど」
 (;・∀・)そこなのよ。

 御住職が高野山で見つけた、
 唯一の点字文献が1981年て事は、

 それ以来誰も作ろうと、
 知りたいだろう方に提供しようと、
 してこなかったという事で。

 あと般若心経部分が完全に、
 「音」しか訳されていないのが気になる。

 だって御住職も普段から、
 般若心経のお話しなさる時、

 「無眼耳鼻舌身意
  (むげんにびぜっしんに)とは、
  目、耳、鼻、舌、身体、の五感と、
  意、つまり心の部分ですね。

  それらが無、
  これは無い、とか、存在しない、
  という意味ではなく、
  人によって異なり定まってはいない、
  と言う事です」
 みたいな事もサラリと仰るじゃない!

 漢字情報をもうちょっとくらいは、
 ヒント程度にでも散りばめてもらわなきゃ、
 そのお話もチンプンカンプンじゃない!

 「いやー。無理でしょうー」
 「これ作るのだって大変だったんですよー」
 と御住職はあくまでも笑顔だけれども、

 皆々様がそれぞれに、
 そうあっさりと諦めて下さるな。

 とは言え現存する唯一の資料を、
 頂けてしまったもので、
 どうにか活用したくもあるが、
 はて活用出来る機会は見つかるのか?

以上です。
ここまでを読んで下さり有難うございます。 

 

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