文画師Gani『ダライ・ラマ14世の長寿祈願』 『十二支守護本尊』
正月三が日中だし、
有り難みが有りそげなものを。
(文字数:約1000文字)
文画師Ganiさんと作品
文学フリマ大阪会場を、
完全にノーマークなエリアまで一巡していて、
アホがいる、と足を留めた。
(注:関西において「アホ」は本当に、
八割以上が誉め言葉ですので。)
だってアホやん。
こいつアホ以外の何者でもないやん。
(注:だから「アホ」は本当に誉め言葉だからね。)
とんでもない作品群並べてやがる。
面積も空間も空気感も周辺まで、
圧倒させて歪ませている。
どれか一つはめっちゃくちゃ欲しいねんけど、
作者の念まで一緒に連れて帰りそうで怖い。
正直そこがちょっと難点やで。
『ダライ・ラマ14世の長寿祈祷文』
作品群の端っこに、
ちょっとだけ他とは角度を傾けて置かれた、
何かしら書道系の受賞作品があった。
証拠が出せず自慢にもならない特殊能力が、
私にはありまして、
プログラマー時代はプログラムコードを読んだだけで、
その内側を通るであろうデータの、
濁り具合に澄み切り具合が感知できたものです。
文言の意味など分からんが、
そもそも何語かも分からんが、
こちらには良い念が流れている、
と思われたので購入。
『十二支守護本尊』
こっちはね、
大体の意味なら分かるんだ。
仏教寺院で見かけるような梵字は、
私も調べてみようとしているから。
これにも悪い念は流れていないだろう、
と感じられたので購入。
いや人となりまで知らんけどもね
他はなぁ……。
惹かれるけどダーク系の念も、
同時に練り込まれてるなぁ……。
特殊能力を持っている奴も、
持っていたとて知覚できる奴も、
この世の中には少ないからな。
実力あるのに一般には知られ難く、
売れそうな作品を作ろうと考え抜いた結果、
堰き止められたエネルギーは渦を巻き噴出して、
そりゃあ見事な精密書道なんだが、
真価を認められる時代が欲しいな。
今年はそちらにより近付けようぜ。
って私の側は正体を明かしてないけど、
名刺渡しただけで、
私の小説読まれたか刺さったかも分からんけど、
勝手に同族意識。
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