見出し画像

2週目:つまりホームポジション

この記事は無料マガジン
 『偏光点字技術』中の
 「偏光触読まとめ」に添付します。

(文字数:約1200文字+図2枚)



JIS規格とは何ぞや

  国内ではJIS規格により、
  点字ひと文字分のサイズや、
  点の間隔が決まっています。

  規格で決まっているんですよ。皆さん。

  公共施設ですらたまに気にもされず、
  多分貼り付けスペースだけを問題視して、
  行も文字間も詰め過ぎの点字を見かけるけどな。

  読めない事はないけど悲しくなるぞ。

  ってかたまに必要なスペースすら空けてない点字も、
  上下逆になってる点字も見かけるけどな。

  そうなってくると視覚障害者には、
  読めない理由すら分からないんだぞ。
  悲しい以前に無礼だろう。


まずは点字の基本構造を

  さすがに図で示した方が良いな。

  今週触読した文字はこちら。

  大学時代に習得したブラインドタッチ、
  今はその呼び名も問題視されてタッチタイピング、
  のホームポジションを思い出す。

  そこに戻ると安心する基本の配列って感じ。
  ここまでで50音字中の8音。
  
  

点字をイチから学ぶのしんどい

  私は先に点字を習って、
  ボランティア経験10年以上だからいいが、

  触読の教科書は、
  点字に人生で初めて触れる、
  それまで点字を全く知らない人向けに作られているので、

  触読の感覚と同時に文字も覚えながらか、
  と考えると気が遠くなる。

  晴眼者でも、
  中途失明者でも、
  まだ視力が残っているうちに、
  あるいは老眼の症状が出てくる前に、

  点字そのものを習得する機会があっても、
  機会がもっと多くても良いんじゃないのかなぁと、
  私が前々から思っているのはそのため。


利き指が分かってきた

  指先第一関節までの腹の部分に、
  点字一つ分を収めて、
  真右にスライドさせる形で読んでいるんだが、

  利き手が右だからと特に何も考えず、
  右手の人差し指を主に使っていたんだが、
  左手の人差し指の方が、
  私はどうやら感じ取りやすい。

  あとこれまで意識していなかったんだが、
  横にスライドさせるという事は、
  ある程度の速さ(スピード感)も、
  
若干ではあるが文章の理解に影響している。

  すべりにくい素材で作られた点字だと、
  どうも引っかかって読みにくいわけだ。


作れる単語が増えてきた

  正直単語が存在しない、
  意味を持たない音だけを拾っていた状態より、
  格段に読みやすくなる。

  その分予測で適当に読んでしまって、
  間違える事も出てくるので、
  完璧は目指さなくて良いにしても、
  間違い頻度は少なめに持っていった方が良いな。

  しっかしまぁ、
  「ふめい」とか「いいあい」とか、
  「なれない」とか「なあなあ」とか、
  実際に文中で多用される、
  小癪な単語を選んで並べやがって。
  教材として流石だぜ。

何かしら心に残りましたらお願いします。頂いたサポートは切実に、私と配偶者の生活費の足しになります!