感想文部理念!【毎週ショートショートnote】

感想文とは、
個々人の興味・感心・嗜好の結集を、
各人の生育環境により培われた固有の言語感覚並びに言語選択を駆使し表現する行為であるから、
部員は即ちヒトそれぞれの自由な精神を尊ぶ者と定義され、
以下の文物には断固として反対の意を表明する者と見なす。

1、「推薦図書」並びに「課題図書」の存在
  但し、当該部員を心から感動せしめた図書が偶然にして 
  「推薦図書」の類であった場合にはこの限りではない。

2、書籍ないしは電子媒体上に溢れる既存文からのコピペ
  言語道断である。

  発覚次第当該部員は部員たるの資格を失い、
  例え発覚し得なかったとしても、
  生涯に渡る恥を心の僅か片隅であっても必ずや負うものと
  部員一同が信ずる。

3、救い無き批判
  ただひたすらな否定的批判に徹するのみは、
  簡便至極な技として当部はこれを軽蔑する。
  批判には救いを。
  それが原典作者に対する最低限の敬意である。

以上。架空の存在ながら。


(407文字)

本作品はamazon kindleで出版される
『410字の毎週ショートショート~一周年記念~』へ掲載される事について、たらはかにさんと合意済です。

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