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何と何をくっつけるのか?『鉄筋の定着』

答え

柱に大梁筋を、大梁に小梁筋やスラブ筋をのみ込ますことによって、各々の部材を剛接合し、基礎から屋根まで一体化した構造体を造り鉄筋コンクリート造となります。


定着は配筋の最重要事項です

鉄筋の定着長さ(L2)は、設計図毎の標準仕様書や配筋標準図に示されてしますので、そちらをご確認下さいね。
鉄筋強度が高くなると定着長さが長くなり、コンクリート強度が高くなると定着長さは短くなります。

定着起点は鉄筋からではなく、躯体面(現場では型枠面になります)ですのでお間違いなく。

鉄筋が混み合う部分(柱と梁の交差部)は鉄筋間隔が確保できなくなる場合がありますので、Tヘッド工法鉄筋などの機械式鉄筋定着工法を用います。

片持ち部材は小梁・スラブ共、下端筋は25dですので注意しましょう。地震時に下端が引張応力になるからですね。
特に片持ちスラブの元端の鉄筋はスペーサーでしっかり固定し鉄筋位置を確保することが大切です。

記事は短いですが、定着は配筋の最重要事項なので、シッカリ理解して、キチンと管理しましょう!


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