鉄筋はどうやって見分ける? 径と強度の関係は? サイズは?
【鉄筋の記号】
異形鉄筋にはSD295A SD295B SD345 SD390 SD490がありますが、JIS改正(2020.04.20)に伴い、表中のSD295Bは廃止され、SD295AはSD295に変更されています。
鉄筋表示のSDは、異形鉄筋(steel deformed bar)の略で、数字は降伏点(N/mm2)を示しています。
【鉄筋の見分け方】
現場では圧延マークや塗色で鉄筋の種類を見分けることができますね。
圧延マークとは、鉄筋の表面に表記されている突起のことで、数字は鉄筋径を示しています。
・SD295 圧延マークなし
・SD345 突起1個
・SD390 突起2個
・SD490 突起3個
【鉄筋の径と強度】
建築で使用される鉄筋は流通の関係やコストなどで、径と強度が決まっています。
D10~D16:SD295
D19~D25:SD345
D29~D51:SD390
【鉄筋のサイズ】
鉄筋のサイズには、呼び径・公称直径・最外径があります。
呼び径はD13などのように丸めた数字になっていて、公称直径はリブを除いた実直径のことで、最外径はリブの外側の直径を示します。
構造計算では公称直径が基本となっています。
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