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建築豆知識『ボード』ー知っているようで知らないー

壁・天井の下地や仕上げに使用されるボードは、種類が多いのでそれぞれの特徴を理解しておく必要がありますね。


木質系セメント板

木質系セメント板とは、木毛セメント板、木片セメント板の総称ですね。

木毛セメント板は、主に間伐材・未利用材及び製材残材等をリボン状に削り出した木毛をセメントと混練し圧縮・成型した建築用のボードで、防火、断熱、吸音、遮音、調湿などの性能があり、普通木毛セメント板、中質木毛セメント板、硬質木毛セメント板の3種類に分類されています。

木片セメント板は比較的短い木片をセメントと混練し圧縮・成型した建築用のボードです。


繊維強化セメント板

繊維強化セメント板は防火性能に優れ、強度、耐水・耐久・耐候性が高く、外装材・内装材として多用されています。

ケイ酸カルシウム板
ケイ酸カルシウム板は、耐火性・耐水性に優れた不燃建材ですね。
湿度が高い部屋の壁・天井下地に使用されることが多いです。
耐火被覆にも使われていますね。

フレキシブルボード
フレキシブルボードは、耐衝撃性・耐水性に優れた不燃建材です。
外壁にも使用され、厚いものは防音壁にも使われていますね。


石膏ボード

一般的にせっこうボードは、耐火性・遮音性に優れていますが、衝撃に弱く耐水性に劣りますが、強化せっこうボードや耐水せっこうボードなどで弱点を補った製品もあります。


ボードの施工

ねじ止め
ボード類を下地に張り付ける小ねじのピッチは、共通仕様書等で規定されています。
小ねじのピッチは一般的に
天井の周辺部は@150程度、中間部は@200程度
壁の周辺部は@200程度、中間部は@300程度
ですね。

接着止め
一般的にGL工法とよばれ、GL工法はGLボンドによる石膏ボ−ド直張工法をいいます。
コスト・工期的にメリットがありますが、乾燥が不十分だとカビ発生の原因となります。
目地処理を行う場合は、テーパーエッジ・ベベルエッジを用い、突き付けや目透かしの場合は、ベベルエッジ・スクェアエッジを用います。




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