見出し画像

シーリングのなんじゃこれ? 『1液・2液・2面・3面』

1液? 2液?

シーリング材には1液性(1成分形)と2液性(2成分形)があります。

1液性は、そのまますぐに使え、カートリッジと呼ばれる専用の容器に充填されたものが多く、コストは割高になりますね。
空気中の湿気と反応し硬化するタイプと、空気中で乾燥硬化するタイプがあります。

2液性は、主剤と硬化剤が分かれているタイプで、着色を行うトナーと混ぜ合わせて使用し、主剤と硬化剤の反応により硬化します。
コストは割安ですが、基本的な性能はどちらも同じです。


2面? 3面?

シーリングには2面接着と3面接着があり、側面のみ接着させるものを2面接着といい、側面と底面を接着させるものを3面接着といいます。

2面接着は、ワーキングジョイントに用いられ、シーリング材が目地の伸縮に追従できるようにしたもので、低モジュラスタイプの材料が適しています。
金属パネルやALCパネルなどのジョイントはワーキングジョイントになりますので、2面接着とします。
2面接着の場合は、目地底が接着しないようにバックアップ材やボンドブレーカーを用います。
バックアップ材は、シーリング材を充填する目地の深さを調節する部材で、ボンドブレーカーは、継ぎ目が浅くバックアップ材が入れられない時に使われる部材で、どちらも三面接着を防ぐものです。

3面接着は、ノンワーキングジョイントに用いられ、防水性に配慮しています。
コンクリートの打継目地や誘発目地等は、ノンワーキングジョイントで雨掛かりとなりますので、3面接着とします。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?