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二日酔いする酒としない酒

「ワインは翌日残りやすい」
「焼酎では二日酔いにならない」

お酒をよく飲む先輩から聞いたことですが、なぜなのか疑問に思いました。

今回は調べてわかった、二日酔いのしやすさは何で変わるのかということを解説したいと思います。


1. 二日酔いしやすい酒:醸造酒

まずひとつ目は醸造酒です。
醸造酒とは「穀類、果物などを醗酵させて作ったお酒」のことです。
アルコール発酵以外の、特別な操作をしていないお酒だと思えば良いんじゃないでしょうか。

例えば、ワイン、日本酒、ビールなど。

こいつらは比較的二日酔いになりにくいと言われています。
なぜ?と思われる方は、もう少し先まで読んでね


2. 二日酔いしにくい酒:蒸留酒

蒸留酒とは、「醸造酒を蒸留した酒」のことです。
※蒸留…液体を加熱し、蒸発した気体を回収して液体に戻すこと

蒸留する前の酒には多種多様な成分が入っており、アルコールの種類も沢山あります。それを蒸留という操作によって一部だけ取り出したものを蒸留酒と呼びます。

例としては、
焼酎、ウイスキー、ブランデー、テキーラ
などです

さて、なぜ醸造酒は二日酔いしやすく、蒸留酒はしにくいのかを説明します
先ほども言った通り、蒸留前の酒(醸造酒)は色んな成分(アルコールや栄養分など)が入り混じっています。
この色んな成分がアルコールの分解を遅らせるため、二日酔いしやすくなるんだそう。

対して蒸留後の酒(蒸留酒)は一部のアルコールのみ取り出されているので、アルコールの分解を邪魔するものがありません
よって二日酔いもしにくいということです。


その他 蒸留酒の特徴

蒸留酒とは酒をある意味「煮詰めた」ものなので、アルコール度数が高いことが多いです。
例:日本酒約15%、焼酎約25%

さらに、蒸留しているということは香り成分が分離されてしまうので
蒸留酒は香りが変わっていることが多いです。
例:ワインとブランデーの香り


以上、蒸留酒と醸造酒のうんちくでした。
皆様くれぐれも飲み過ぎにはご注意を。

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