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ロゴデザインの裏表、お見せします!③提案

前回と前々回はヒアリング〜ラフ案制作までのお話をしました。

いよいよ、本日は第3回目!
ラフで作ったものを提案します。


オンラインでのやりとりが多いので、齟齬がないように伝えたい!
そこで、仮提案の際も、必ずベクターに起こします。
ただ、この時点ではアウトライン化は極力しないし、微妙に線がずれていることもあります笑

提案するときに大事にしていることは、
「言葉の整理をすること!」

きちんとしたマインドマップを描かずに、
ここまでやってきている身としては、
提案の段階になって本領を発揮します。

改めて、自分自身にも問いかけます。
「それぞれ、選んだ理由はなんだっけ?」
「メインテーマはなんだっけ?」
をきちんと言語化できるように!


ここで急に余談ですが、デザインを作るのって愛だと思っています。
たまに、ここには愛はないとか、最後(納品)まで愛せないよ。とか、
愛しすぎて疲れたとか、言いながら作っていることあります笑
クライアントに対する愛もあるし、
制作物(デザイン)に対する愛もあれば、
さらに、クライアントのお客様に対する愛でもあるんです。

そこまで、愛を注いで作っているんですよ!笑
正直、身を削る想いです。笑
ま、楽しいんですけどね。

クライアントのお客様がどんな暮らしをしているか、
どんな服を着ているのか、
どんなことに興味があるのかまで、想像して作ってる。
そうしてできたものをお渡しするので、
納品のときに喜んでもらえたら、めちゃくちゃ嬉しい!

逆に提案した後に、
「全然違うよ」
というような反応をされる場合も、もちろんあります。
その場合は、クライアントのコミュニケーションが、
雑になってたんだな、と猛省。。。
提案の挽回というより、
クライアントとのコミュニケーションを図りなおします。


ちょっと話が逸れましたが、
ここからが、実際にちかさんに提案させていただいた、文章です。


『仮案を作りましたのでご確認ください。

アルファベット表記をご依頼いただいていたのですが、本来はカタカナ表記とのことでしたので、両方入れて作ってあります。
あくまで仮案ですので、ご覧いただいて、ベースとなるものをご選択いただき、変更していくという流れで行えればと思います。

A. テーマ「掛け算」
多様性を掛け算に見立て、立体的にも見えるようにしました。
丸みを帯びながらも、カクカクしたフォントを利用することで、真面目さと遊び心を表現しています。

B. テーマ「つながり」
文字に強弱をつけることで、アクティブさをアピールしています。
「ツ」の部分が見方によっては、笑顔のようにも見えることから、お客様を笑顔にする、また、キラキラとみんなが輝けるようにサポートするなどの意味もあります。
文字全体を瓢箪のような形状で囲み、循環を表現しています。

C. テーマ「縁」
丸(=円=縁)をつなげるをイメージして作りました。
間隔を開けることで、緩やかさ、柔かさを表現しました。

以上となります。

ご確認いただいたのち、ご感想やどちらがお好みか等、
ご連絡いただけると幸いです。』


ちかさんとのやり取りは、すごくスムーズにいきました!
先ほどもちょっと触れましたが、
場合によっては、再提案になることもあります。
そんなときに、ひとつひとつのロゴの感想を聞いておくことで、
時間はかかりるかもしれませんが、
失敗というより、より深く知ることができた!と、
次のやり取りに生かすことができるんじゃないかな?と思っています。

クライアントに対しても、
「どんな暮らしをしているか、
どんな服を着ているのか、
どんなことに興味があるのか」
の想像することが、とっても大事。

愛って、想像力なのかもしれませんね。

「どんな暮らしをしているか、
どんな服を着ているのか、
どんなことに興味があるのか」
を想像する癖は、建築関係のベンチャーで働いていた経験で培ったもの。
今でも大いに役立っていると思います。
ベンチャーのこととか、
建築出身のデザイナーさんの言っていることとか、
そのあたりも、いつかちゃんとまとめたいなと思ってます。


話はだいぶ逸れましたが、
ちかさんのお返事やいかに??

押してくれると、とんでもなく喜びます。