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好きなことってなに?

今、また仕事を探し始めている。何が向いているのか、もうなんだかわからない。またまた、おなじところ。

何年前だろうか? コロナのまえだっただろうか? 日本で仕事を探すもなかなか決まらず、派遣は50代は難しいのだろうと変に自分に言い訳していたかもしれない。日本では履歴書に生年月日を書かなくてはいけない。アメリカのレジュメではそんなことは必要ない。生きにくさに打ちのめされていた。

その時学生だった子がめちゃくちゃ単刀直入に「何をやりたいんですか?」と聞いてきた。『あ、やりたいことでお金稼げたらいいよね』と、思った。
そう、私はまるで、やりたいことをやるのはいけないことだと、自分に言い聞かせていたようだった。そして何よりも、自分のやりたいことが分からなかった。

コロナ後、現在はアメリカに戻ったけれども、何がやりたいのかわからない。とても自分がちっぽけに思える。自分の好きだと思うことに価値を持つことができていないのだろうか? 人がやることはすごいことで、自分はいつも大したことはないと、自分で自分を他人より低く見てしまう。

仕事をしていない今はその時間を楽しんでと、ハニーは言ってくれるけれどそんな気にもなれず。でも、いつもよりも読書の時間を持ててるから、そういう意味では私は楽しんでるのかな? 何か生産的なことをしていないと、働いているハニーに悪いなと思ってしまう。きっとハニーはそんなことは何も気にしていなのだけれど。掃除、洗濯、料理は自分がやったこととして認めていいかな? 働いてない間はね。

高校生の頃、コピーライターの糸井重里さんにはまって、自分も同じようにコピーライターになりたいと思った。短大から大手の広告会社への就職は難しく、印刷会社で校正の仕事をし、やはり、人の文章の間違い探しをするより、自分で文章を書きたいと結局小さなデザイン会社にコピーライターとして入った。

あ~、あの頃はほんと好きなことで直進できたな~と懐かしくなる。趣味で少ししたウインドサーフィン、そこからスキューバダイビングとやりたいことがなんの躊躇もなくできた。

はてな? 私はどこで自分を見失ってきたのだろう? いったい今の私は何なんだろう?


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