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ある霊媒師一家の夢

ゴミの分別をしている。

燃えるゴミ、ビニールのゴミと2つに分けているが

ビニールのゴミの中に

何故か洗濯した衣類が

沢山混ざってしまっている。

それを、見えない人に指示されて

私は取り除いている。


隣の部屋には、

暇そうな老人がたむろしていて

汚名を着せられた

ある霊媒師一家の話をしている。


その一家は代々貴族のお抱えの霊媒師をしている家系で、

民間人の事は見てはいけないし、

情報を漏らしてはいけない決まりだった。

でも、ある代からは、

自分たちが正しいと思う事をするようになったそうで、

全ての人に必要だと思う情報を

予言として降ろしたり、

民間人も分け隔てなく見るようになった。

この事を快く思わない貴族たちは

この一家の言う事は全てデタラメで

嘘ばかりであると

あちこちで言いふらして追放した。

という話を暇そうな老人たちは

ぺちゃくちゃとしていた。


その傍らでは

大画面でyoutubeが流れていた。

そこには、

最近人気のスピリチュアル系のyoutuberが映っている。

今度は彼女が話している内容が聞こえて来る。


彼女がまだ売れない頃は会社員をしており、

その会社は副業が禁止だったそう。

でも、こっそり副業として始めたスピリチュアル系の仕事が

少々うまくいき始めた頃に、

同僚にバレている、会社にバラされるぞと、

ある、汚名を着せられた霊媒師一家の霊に

教えてもらったという話をしていた。

私はこれを聞き、

なんとシンクロ、と思ったし、

誰かにこの面白い出来事を言いたくて

夫に話す。


でも、夫はいかにも胡散臭いなあという顔をして

あまり興味がない感じで、

副業禁止なのにそれはあかんよね、

とか、どうでもいい回答をして来る。


本当は、

今まさに私にゴミの分別の指示をしてくれているのが

その霊媒師一家なのになあ、と残念に思って

その話はしないまま、目が覚めた。







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