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久しぶりだな、神様

今日、初詣に8年ぶりに行った。
なんで8年間も行ってなかったかと言うと、元来僕は神様を信じていない。
いや、厳密に言うと、神様に助けてもらったと実感出来たことが無い。

マイナスな記憶の方が色濃く残ると言うが、それでも僕の人生はマイナスな事の方が明らかに多い。1年間でいい事あったな、嬉しいなって思うのは本当に1、2回程度だったと思う。
詳しい内容までは書かないが、いわゆる「壮絶」な人生だったと思う。普通の同い年の人間でここまでの経験をした人の方が少ないだろう。

そして、僕はとにかくネガティブで、HSPに捕われ、良くない思案を繰り返しては眠る。そんな毎日だった。
生きている意味はあるのだろうか(死にたいと思ったことは無い)と何年間考え続けただろうか。

そんな毎日「だった」。

今年は、変わりたいと思った。考えて動ける人間になりたいと思った。目の前の事をこなす、乗り越える日々じゃなく、その奥に太陽を見据えて動ける人間になりたいと、切実に思った。

なので今、本を読み始めている。元々小説を読むのは好きなので、文字の羅列に嫌悪感は抱かない。読み始めたのは自己肯定感やビジネス書だ。HSPについて、本気で向き合おうと思ったので武田友紀さんの「繊細さんの本」。知識を付けるにはどうすればいいかを知りたく、樺沢紫苑さんの「アウトプット大全」の2冊から始めた。

お陰様で、随分と今は前向きになれている。
本当に、驚く程に。
全ての事象に触れ合える事が嬉しく、考えれば考えるほどポジティブになっていく。
今は思える、人生は楽しい。
今の仕事とは別に、やってみたい仕事が出来た。

なので僕は、今年は変わりたい。
まずは考えられる人間になる、なあなあに生きる事を辞める。
この1年を、良い事が無いなと終わらせないように、いい一年にしてやる。

神を信じてみる事にした。
賽銭を放り込んだあと、二礼二拍手一礼した。
自分、家族の健康の他にこういう事を頭の中で語り掛けた。


「おい、久しぶりだな。
今日は8年ぶりに初詣に来てやったぞ。
今まで来てなかった理由は1つ。俺が苦しいと思って助けてと祈った時、お前は手を差し伸べてくれなかったよな。身に余る不幸を降らせてくれたよな。基本的にお前の事なんか信用しちゃいねえが、それでも今年は変わりたいと思ってる。
出来た夢のための第1歩となる年にしてえんだよ。
だからよ、少し手を貸してくれよ。
だがまだお前の事を完全に信用しちゃいねえからよ、今年は1000円にしとくぜ。ビジネスにおける先払いだ。この1年良いもんに出来るならやってみろ。そしたら来年は、もっといいもん食わせてやるよ。」



そして初詣を終えた今、夜、お前にひとつ伝えることが出来たよ。

「やっぱり俺は持ってるんだな、あの帰り道で車が走行中にエンジンが切れて点かなくなったよ。くっそ、神様の野郎やってくれやがるって思ったけどよ、違うよな、お前は走行中にエンジンが切れた車に乗ってる俺を【無事故】で守ってくれたんだよな。やれば出来るじゃねえか。すぐ行動に移せるやつは仕事が出来るってもんよ。
これからも、その調子で頼むぜ。あとありがとな。」

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