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年収は幸せの計測値じゃないだろ

HSP×転職。
人生で4回目になる転職。18歳から社会人として勤めてきたが、4年以上勤めたことがない。
仕事は相変わらず長続きしない。人間関係9割、技術不足が1割で3度目の退職を決めた。
なんのスキルもない自分なのだが、それでも内定をひとつ頂くことができた。人材派遣の会社なのだが、下手をすると今の職場よりも人とのコミュニケーションを取らなくてはなのだが、やる気は結構ある。


今の会社の上司に話してみた。上司は僕の次の勤め先の会社を調べるとボソッと言った。
「…給料ひっく」
僕のメンタルはまた少し斜め下の方を向きだした。枯れて萎れる花のごとく虚ろになる。

でも、意外と今回は立ち直るのが早かった。
なんでなのか考えてみると、すぐに答えが出た。

今回の転職の職場選びで、給料の優先度はかなり低かった。
完全週休二日制、未経験からでもハードルが高くならないような仕事、ホワイト企業認定されている、など。

今の給料と比べてしまうと、年収は100万円ほど減る計算になる。
でも僕は今の会社にいて昇給しても、あまりうれしいと思わなかった。

物欲もない、高いご飯より自炊の方がおいしいと思える。
結婚願望も無ければ、酒もたばこも辞めている。
そもそもお金を使いたいことが無い。
これもHSPだからなのか、不安を抱えやすい分、幸せも感じやすい。
正直、自然が溢れている場所で、晴れの日に気持ちのいい風が吹く。それだけでディズニーランドに行った時より幸せを感じてしまう。
いつも買う食パンより、100円高い食パンを食べて触感の良さを噛み締める。

社会は、「こうあるべき」で溢れている。
年収は高いのが幸せで、挑戦するのが幸せで、結婚するのが幸せで。
全部うるさい。
「こうあるべき」言ってくる貴様は何様なんだと、時々言いたくなる時がある。


結局、こういう事か。
他人を否定しないのは僕の良い所だと思っている。たとえどんな人にも美しい人生があるのだし、どんな仕事も家族背景も肯定できる。
自分もその輪に入れてあげてもいいんじゃないかな。そろそろ。
人生、楽しんだもん勝ちだし幸せになったもん勝ちだよな。
でもそう考えるのってすごい難しいと思うんだ。前ならね。
今はいろいろ経験してそう思える箇所もちょっとずつ増えてきたんだ。

元々、大層な人生なんて望んでないし、ちょうどいいのさ。
やりたいことやるって多分、こういうのも含まれるんだよな。


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