脳性麻痺。障害者として生きる。

脳性麻痺を持って生まれる。分類するならアテトーゼではない。おそらく痙直型だろう。
痙直型の左片麻痺。
物心がついた時には、右手でなんでもやっていた。左手はついているが、腕が多少あがる程度で握力、指の力はほとんどなく、言うなれば肉の塊。
左手の感覚低下から自分の手の存在を無視する事がある。ケガに気付かない。

左足はというと尖足。これが普通。

見た目以外のところでいうと視野が狭い。普通人は両眼で見ているらしいが、私は右目だけで見ている。左目も見えていないわけではないが弱視の為あまり使い物にはならない。

左側の認識が苦手で左側から話しかけられるとちょっとびっくりする。
注意力の低下から物をよく無くす。例えば職場で杖や聴診器を置き忘れて探し回る羽目になる。 
直前に通った道も振り返るだけで迷う。常に新鮮な気持ちになる。

手足の障害以外はあまりバレずに過ごしてきた。
こんな症状があるものだから集団生活では様々な支障が出てくる。それはまた別の話。


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