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産後2ヶ月で授乳期乳がんになりました。#11〜いざ、新しい病院へ①

紹介先の病院へ初めて行ったときの話です。すぐにすべてがわかると思っていましたがそうではありませんでした。

とりあえず実家へ

新しい病院の初診日当日。
診察は午後からだったので、朝、実家の両親に迎えに来てもらいました。

居住地と実家までは通勤通学できるほどの距離ですが、治療中はコロナ禍ということもあり、車で迎えに来てもらったり旦那に送ってもらったりすることがほとんどでした。

あと、親が超絶過保護というのもありますが。
過保護で嫌だった思い出がたくさんあるけれども、
この話は後日になってもする予定はありません。

がん告知されてから、初めて会う両親。
電話では何度か話して、ご飯が食べれなくなっちゃったからちょっと痩せたわ〜なんて言ったりしていました。

告知からあんまりご飯食べれなくなっていて。
嫌なことは引きずるけど寝れるし食べれるタイプなので、こんなこと人生でなかったんだけども。
1日かけておにぎりを少しずつ頬張る、とかしてました。
その影響でウエストぶかぶかになって。
まあマタニティウェア着てはいたけど。

そんな話をしていたあとだからだいぶ心配だったみたいです。

わたしもかなり緊張していて。
普通に話はしていたのだけれど、
実家へ向かう道中は緊張感に包まれていました。


いざ、病院へ

実家で少しゆっくりしたあと、子どもを預け新しい病院へ向かいます。

そうそう、この病院に小さいときに別の科にお世話になったことがあって。
建て替えしているのでその時の面影は全く無いけれど、受診したデータは残っていたみたいで。
名字は変わってるけど生年月日とかで照合されたみたいで、その確認に時間がかかりました。

建て替えられた病院自体には母のお見舞いで来たことがあったけど、自分が受診したことがあったことはすっかり忘れていました。
20年くらい前の話だしなあ。

無事に確認ができ、新しい診察券を作ってもらい、乳腺外科へ。
検査のデータと紹介状を渡します。
午後の診察だったので、待合には比較的人が少なかったです。


今日、ここですべてがわかるんだ


そう思いながら覚悟を決めていました。
めっちゃ緊張してた。


診察

名前を呼ばれて、診察室に入ります。

先生は、母の主治医でもある先生でした。

総合病院あるあるかと思いますが、先生が複数いて、診察の度にコロコロ変わったりします。
手術が終わるまでは同じ先生でしたが、淡々と点滴をしている現在、行く度に診察してくれる先生が違います。

既に先生は、渡した検査結果のデータを見ていました。
前の病院でやったエコーの画像がパソコンの画面に映し出されています。

わたし、それを、チラ見。

何をどのように話したのかうろ覚えなのですが、
現在針生検の結果待ちということ、
あと、母がここの病院でお世話になっていることを伝えたと思います。

データを見る限り、悪性腫瘍に間違いないと思います。
なので、こちらでも詳しく検査してみましょう

と、先生に言われます。


来たああああ
これで全部わかるんだ


このとき、最高潮に緊張していました。

エコーは前の病院でやったデータがあるので、採血、CTとマンモグラフィ、MRIをやります。
いつ検査できるか確認してみますね


むむ?
今日検査していろいろはっきりするんじゃないの?

思っていた展開とは違ってきました。


待つのが辛いので

MRIの予約が取れるのが…来月の15日ですね。
このときに検査をまとめてやりましょうか。
採血だけは今日できるのでやって帰ってください。

具体的な日にちを書いていませんが、
このとき、3月下旬。検査できるまで20日ほどありました。

け、結構先なんですね…


思わず言ってしまいました。

初診の予約が週内に取れたことで安心していました。
ここから時間がかかるのか…盲点だった。

あの、できる検査だけでも早めにやりたいのですが


このとき、自分の状態、病気の段階がわからないことが辛すぎて、少しでも早く検査をやりたかったです。


CTだったら今日できるかもしれないから、ちょっと確認してみますね


先生がそう言うと、看護師さんが素早くCTの予約を確認してくれました。
なんとかねじ込んでもらえました。感謝。

マンモグラフィとMRIは来月になってしまいます
今日のCTの結果はそのときにお伝えしますね


むむ?
検査結果を聞くまでにまた20日もかかるですって…?
そんなに待てない。メンタルがしんどい。

あの、今のこの、自分の状態がわからないことが非常に辛くてですね、少しでも早く結果がわかると助かるのですが…

と、先生に相談しました。


なんでも伝えるということ

どの病院でもそうだと思いますが、病気を治すことと同時に、本人の意思とか気持ちとか、そういうものを大切にしながら治療方針が決まってきます。

と、同時に患者自身に委ねられる決断も多くて、
しかもいろいろ事情はあるんだろうけど、全ての選択肢を教えてくれるわけじゃないから、しんどいけど調べることって結構大切だったりするんだよね。

患者の意思、気持ちや症状を隠さずに伝えることで先生の提案も変わってくるだろうから、
このときに限らず、不安なこと、疑問に思うことなど自分の気持ちや症状などはちゃんと伝えるようにしています。

そして、先生から

ではCTの結果は1週間くらいでわかるので、そのときに聞きに来ますか?

と、提案してもらったので、

そうします!!
と二つ返事。

この日は採血とCTをして、1週間後にCTの結果を聞きに来るということで終わりました。

少し長くなってしまったので、この日に話したマンモグラフィとMRIのことは次回。

つづく。

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