心不全患者の栄養の評価と管理を極める

心不全患者の 5 年生存率は 50% と予後不良で、退院後 30 日間の再入院率は約 23% と非常に高い確率であると言われている。

急性心不全では、血清 Alb 値 3.4g/dl  未満の患者では予後不良、プレアルブミン値が 15mg/dl以下で 180 日間の予後不良とされている。
慢性心不全では総コレステロール値が低値であることが予後不良因子と言われている。
心臓悪液質と低栄養の関係について
心臓悪液質とは心不全患者の意図しない体重減少のことをいう。これは極めて予後不良な状況で6ヶ月で7.5%体重減少を認めた場合18ヶ月の生存率が50%であったとの報告がある。心不全患者の12〜15%で認め、筋萎縮と脂肪減少が大きな特徴。安静時エネルギー消費は増加するが食思不振で摂取エネルギー量が低下し体重減少に陥ると言われている。

栄養が非常に重要なキーワードとなりそうですね。

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