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『フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術』読書メモ

今回読んだのはこちら。

前回のヤフーの1on1にも登場していた中原先生の著です。
フィードバックについて最初に読むならこれがよいと聞き読んでみました。

https://note.com/helt19981201/n/n12d7f3be540f

結果として読んでよかったと思えました。

なぜフィードバックが重要か

という点についてきちんと書かれているなという印象でした。
最初はそもそも日本のマネージャがどんな状況が多いかというのをデータから書いてあり、なぜそうなってしまうかの考察。
コーチングが神話のようになってしまいとにかくコーチング、という文化ができてしまっているように見えている。
しかし伝える情報はそれだけでは効果的ではなくティーチングなども含めて他の情報も伝えていくことで相手の成長に寄与できるという点。

実際にどうやっていくか

実践についてもわかりやすく書かれていました。
ストレッチのある目標、指標をもたせること。
仕事自体の支援、それに対する振り返り、結果に対しての通知といったルーピング。
繰り返し行動していくことでよりよい行動を引き出していく。
これが成長につながるのだと感じました。
日々の1on1での中で少しずつ話していきたいです。

伝える内容

内容については事実ベースでありのままをお話しすることが大事なのだと感じました。
はっきり伝えることは正直苦手な面はあるのですが、事実ベースであればある程度は伝えやすいのでしょうか。
ここも実際にやってみるしかないですが。
xxxという行動があって、yyyのようになりましたね、次はzzzしてみましょうか(次はどうやっていきましょうか)という話をできたらと思っています。
事実を伝えるということは良いことばかりではないはずなので、ネガティブな話を伝えるのは慣れるのが最初は苦戦しそうな気がします。

フィードバックの範囲

フィードバックの重要さに触れるにつれ、管理者からメンバーへのフィードバックはもちろんですが、メンバーからのフィードバックも同じぐらい大事なのでは、と感じました。
マネージャーを続けていくと自分に対してフィードバックをしてくれる人が減っていくような気がしています。
ですので日頃一緒に活動している距離の近いメンバーからの客観的なフィードバックをもらうことで自分を改めることができますし、より良い関係性を築けるのではないでしょうか。

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