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『エラスティックリーダーシップ―自己組織化チームの育て方』 読書メモ

読書した感想などをこれから書いていきたい。

今回読んだのはエラスティックリーダーシップ。

以前から購入したまま読めていなかったもの。

最近仕事の関係で組織に対してコミットする機会が増え、組織開発に気持ちが高まったため購入して読んでいなかったものから読んでみることにした。

3つのチームフェーズ

チームの形を以下の3つのフェーズで表して説明。
フェーズごとにリーダーシップとして求められる必要なふるまいが変わってくる。

  • サバイバルフェーズ

  • 学習フェーズ

  • 自己組織化フェーズ

サバイバルフェーズ

チームに学習するゆとりが生まれていない状態。
リーダーはゆとりを作るために指揮統制型を取ることが望ましい。

学習フェーズ

学習するゆとりがあり、その時間を使って学習・検証を行なっている状態。
リーダーはチームが自己で問題解決を行えるようになるためコーチ型を取ると良い。

自己組織化フェーズ

リーダーが手を離していても組織として機能している状態。
リーダーはこの状態を維持できるようふるまうこと。

これらのフェーズを題材としてどういう状態がそうなのか、どうすることで別のフェーズへ移行するようにするのか、ということが記載されていた。

要所要所でスクラムで語られているようなプラクティスが出てきていた。
デイリースタンドアップとか。

改めて自分が今関わっているチームはどうなんだろうと考えると
学習フェーズ、自己組織化フェーズの2つともあるなと浮かんだ。

学習フェーズのチームとして思い浮かぶチームでは仕事自体は委任している状態だが組織の方向性ややるべきことを決めるときには自分が出ているシーンが多い気がする。
メンバー自身の向上心は高く各々、または集まって勉強もしている状態なのでその面でのゆとりはあるといえる。

自己組織化フェーズのチームは普段は自分が作業に関わることはなく、何か組織単位で解決できない問題があれば自分が出るぐらいの状態。
次の作業も自分達で創出することができる状態でステークホルダーと話を進めて成果物を生み出すことができる状態。
反面、作業に特化している気もしていてゆとりが生まれていないのではないか?という疑問が少し浮かんだ。(サバイバルフェーズになってしまう懸念?)

メンバーとキャリアなどについて改めて話してみたいと感じた。

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